校長からのメッセージ

だから、協創からはじめよう。

2015年4月、鈴峯学園(鈴峯女子中学校・高等学校)は修道学園と法人合併し、「広島修道大学附属鈴峯女子中学校・高等学校」と校名を改称しました(当時)。2019年4月には、男女共学化、校名も現在の名称に改称し、7年目に入りました。この間、2021年には学校創立80周年を迎えるとともに、「学校改革」をスタートさせました。7つの具体策を柱とし、協創らしい教育や行事のあり方などについて見直しを図ってきました。
そして、法人合併から10年目を迎えた2025年、この10年間の取り組みに対する成果と課題を整理し、選ばれ続ける学校であるための新たな挑戦を「協創ビジョン2029」(中期事業計画)としてまとめました。さらには、建学の精神(「報恩感謝・実践」)と教育目標(「グローカル・イノベーション・リーダーの育成」)の2つの教育理念、その理念の具現化に関わること、「スクールポリシー」や生徒の学びの姿など、これまで我々が掲げてきたことを「協創グラウンドデザイン」として整理しました。
では、なぜ今グランドデザインとして整理したのか。それは、教育の「不易と流行」を再確認し、10年先、20年先・・・の学校のあり方を全教職員で共有する”10年目の節目”だったからです。教育の不易とは、「時代を超えても変わらないもの」であり、流行とは、「時代の変化とともに変えていく必要のあるもの」です。すなわち、不易=建学の精神、流行=教育目標なのです。このことをグランドデザインに落とし込み、我々教職員が生徒の成長のために伴走することをカタチにしたのです。

学校名である「協創」とは、他者(多様な人)と協働し、さまざまな価値を創造していくことを意味します。
したがって、「協創」することによって、価値観の異なる人々と共生し、さまざまな知恵と力が結集され、よりよい人間関係や社会が形成されることにつながるでしょう。
我々は、 「協創グラウンドデザイン」を軸に据え、「だから、協創からはじめよう。」を合い言葉に、選ばれ続ける学校であるために邁進していきます。



2025年4月吉日
広島修道大学ひろしま協創中学校・高等学校
校長 白岩 博明