神楽鑑賞&留学生交流会(2022.10.22)

交流会 おろちの構造について質問する中学3年生

神楽演目:折敷舞

修道大学 岡田さん(2年生)

交流会 神楽の衣装を羽織らせてもらいました

10月22日(土)、本校協創ホールにて、神楽鑑賞を行いました。神楽を披露してくださる溝口神楽団には、広島修道大学国際コミュニティ学部2年生の岡田隆秀さんが所属しています。
広島修道大学からは留学生など14名、本校からは生徒・保護者・教職員など30名ほどが参加しました。

神楽鑑賞「折敷舞」

あいさつ:白岩校長

折敷舞

本校留学生の感想 "It was really fun.He must have really sticky hands!"

折敷舞について解説してくださいました

白岩校長先生からのあいさつののち、「折敷舞」が披露されました。
「折敷舞」は神様への供物に対する慎重な取り扱いの思いを表現したもので、手に持ったお盆やお皿などを落とさないように舞が行われました。
直後、留学生からは「『両面テープ』を使っているのかと思った!」などの素直な感想が飛びだしました。中学生の生徒たちは早速自分のノートなどを使って、同じことができないかチャレンジしていました。広島ではあまり行われる演目ではないとのことで、溝口神楽団では、舞を見たことのある方の話を伺って、再現されているそうです。文化の伝承についての貴重なお話を伺うことができました。

神楽鑑賞「土蜘蛛」

高校生

高校生

続いて「土蜘蛛」が披露されました。
「土蜘蛛」は源頼光と四天王による葛城山の土蜘蛛退治を題材にしたもので、能や歌舞伎でも演じられる有名な演目です。しっかりしたストーリー性があり、華麗な舞と激しい殺陣、美しい衣装、早変わりやスモーク、蜘蛛の糸の演出など見所満載の神楽でした。

記念撮影

右:修大 竹井副学長
左:修大 岡田隆秀さん(国際コミュニティ学部2年生)

記念撮影ののち、広島修道大学副学長竹井先生による、岡田隆秀さんへのインタビューが行われました。岡田さんは今回、胡蝶&土蜘蛛という主役(ちょっとネタバレですが)を演じていらっしゃいました。小さいころから神楽が好きだったことや高校生から始めたこと、今は週に2回ほど大学の講義が終わった後に2~3時間(!)練習をしていることなどをお話しされました。竹井先生は「いたって普通の学生と思っていたら、今日いつもと違う姿をみて、少しどきどきしています」とのことでした。

留学生交流会

最後に、生徒と留学生は神楽団の皆さんとの交流を行いました。今日の演目には登場しない、オロチなども登場し、実際の面や道具に触ったり、実際に衣装を着せてもらったりと、大変貴重な経験をしました。衣装を着せてもらった生徒たちからは「こんなに重たい衣装を着て、あんなにくるくる回るなんて信じられない!」、「面がすごく軽い!」などの感想が。
最後には四天王役の方が衣装の早変わりをゆっくり再現してくれるというおまけまでつきました。

初めてのイベントでしたが、広島修道大学の学生の活躍の姿を知ることができ、留学生とも交流でき、日本の文化に触れることもできるという、非常に充実したものになりました。

最後になりましたが、岡田さんをはじめ、溝口神楽団の皆様、ありがとうございました。