授業:金融経済教育の重要性(2022.02.24)

修大コース探究科高大連携授業 経済科学部現代経済学科

自ら課題を発見し、探究活動を通して、解決する力を身につけることを目標とする本校探究科。意識をすれば、何気ない日常にも研究課題はいくらでも見つかる。高校2年生の修大コースでは「広島修道大学での学び、研究について知る」をテーマに広島修道大学の先生方から様々な研究分野の講義をいただきながら課題発見力と解決力を磨いています。
第5回目の講義は「金融経済教育の重要性」をテーマにした、経済科学部現代経済学科の岩永安浩准教授の講義を視聴しました。
今回はコロナ感染症予防のため、4クラス合同での講義を避けて録画下講義を見て学習することとなりました。
動画を見る前の事前学習では、商品の価格が市場の需要と供給の関係で変わることや、シェアリングエコノミー(個人の持っているものや場所を、インターネットの普及を利用して他人と共有する経済の仕組み)で経済は良くなるのかどうかなど社会全体のお金の仕組みについて考えました。
講義動画では、自分の人生プラン(ライフプラン)とその資金計画(生活設計)の必要性を学びました。学生生活で一体どれくらいお金がかかっているのか、将来結婚や住宅購入を考えたときにどれくらいかかるのか、年金の仕組みはどうなっているのかなど、実際の数字を見ることで、生徒たちは日ごろあまり意識しない「将来に必要なお金」について考えていました。動画を見ている最中には「え!こんなにお金がかかるのか!?」「年金ってこれだけ?」など小声でつぶやく声も聞こえました。
学生の時から人生の資金計画(生活設計)について考えることはあまりありませんが、自分が思い描く人生を送ったり、夢を実現するために「いつ」「何のために」「どれくらい」のお金が必要になるのかを考えるきっかけになったようです。
探究科
協創教育の根幹となる「探究科」の授業では、国際交流によって得る探究心や表現力、協働型の学びがもたらす思考力や判断力、これらを融合しながら社会的な課題研究に取り組みます。あわせて課題解決を示す手法を学び、これらの相乗効果によってグローカル・イノベーション・リーダーへの成長をめざします。