2022.10.11

高校

高校2年生研修旅行「鹿児島・屋久島コース5日間」 1日目

期日:2022年10月11日(火)~10月15日(土)

1日目(10月11日)

高校2年生、鹿児島・屋久島コースは50名全員で予定通りに広島を出発!
昼過ぎに鹿児島駅に着くととても良いお天気で、その強い日差しによって鹿児島に来たことを実感しました。
まずはバスに乗って知覧にある「特攻平和会館」に向かいます。
バスではガイドさんが「まっちゃげもした!」とお出迎え。鹿児島の方言・地名といった豆知識や、観光のポイントなど丁寧にレクチャーしてくださいました。

特攻平和会館

折り鶴を寄贈

特攻平和会館では、語り部の川床剛様より講話をいただきました。なぜ特攻隊ができたのかという歴史やどんな人が特攻隊員になったのかということを、特攻隊員の方が遺された遺書や関係者のお話を紹介されながらご説明されました。最後には次世代を担う生徒へ向けて、「命の尊厳を無視した特攻という戦法は許されないが、その歴史の後に今の日本がある。起こってしまった戦争から何を学ぶかということが大切だ。それを考えて欲しい」とメッセージをいただきました。
本校では、1年生の時から平和学習に取り組んできました。この研修旅行に向けては、平和記念公園に寄贈された折り鶴を再生して作られた折り紙を使って千羽鶴を折りました。代表者2名が折り鶴を寄贈し、平和への想いをつなげました。

特攻平和会館 語り部:川床剛 氏

寄贈した千羽鶴は知覧特攻平和会館内に飾っていただいています

「生徒の感想」
私たちは当たり前のように日々の生活を過ごしていますが、昔の鹿児島では同世代を含めてたくさんの特攻隊員が亡くなっていたという事実を改めて感じました。現在でも、戦争が起きている地域があります。私たちが過ごしている平和な日々は決して当たり前ではないことや今日感じた想いを胸に刻み、平和な世界を目指して努力していきたいです。

その後、館内を見学し、展示品や映像資料から川床様より伺ったお話をさらに深めていきました。特に特攻隊員として亡くなった方の遺書をじっくりと読んでいる生徒が多く、それぞれに感じたことがあったようです。

知覧武家屋敷

「特攻平和会館」を出発し、10分ほどで「知覧武家屋敷」に到着です。 知覧武家屋敷群は江戸時代から続く歴史のある優れた景観から国の重要伝統的建造物群保存地区に、また地区内の7つの庭園が国の名勝に指定されています。生徒たちは7つの庭園を巡ったり、売店で知覧茶とお茶菓子を買って食べたりと思い思いに過ごしていました。庭園巡りでは、ゆっくりと庭園を眺める人もいれば、同じ庭園でも切り取り方が違うと見える景色も違うため、ベストショットを求めて様々なアングルで写真撮影に励んでいる人もいました。また、庭園に住まれている方からお話を聞くことができる場所もあり、お話を聞いてそれぞれの庭園の手法や工夫を知ると、より一層その趣向を凝らした造りに感心し、見識を深めることができました。

その後はバスでホテルに移動です。
鹿児島の豚肉や海の幸を使った夕食を楽しんだ後には、ホテルの近くを散策しました。ホテルは海沿いにあり、朝は日の出の景色が最高だそうです。今日は真っ暗な海の上に輝く月がとても綺麗でした。
そんな素敵な景色を堪能して、初日の日程は無事終了しました。
明日はいよいよ屋久島です。屋久島の自然をみて触れて感じて、日常ではできない学びを体験したいと思います。

随時報告

▼11:50 新幹線さくらで昼食中。むさしのお弁当です。

13:18 鹿児島中央駅に着きました。今から知覧の特攻平和会館へ向かいます

15:45 知覧武家屋敷に着きました。

18:50 夕食です。