2025.10.15
高校
高校2年生 カンボジア研修旅行 3日目 ~歴史と命の重みを感じ、心に刻むカンボジアの一日~
アンコールワット日の出ツアー
カンボジア研修3日目の朝、まだ暗いうちにホテルを出発し、世界遺産アンコールワットへ向かいました。空には星が残る中、多くの観光客が朝日を待っていました。やがて、東の空が少しずつ赤く染まり、アンコールワットの塔の後ろから太陽の光が顔を出す瞬間、思わず息をのむほど美しい光景が広がりました。生徒たちは写真では伝えきれない迫力と神秘さを肌で感じ、改めて歴史の重みや自然の美しさを実感しました。早起きは大変でしたが、一生の思い出になる貴重な体験となりました。「来てよかった」と心から思える、一生の思い出になる体験になりました。
朝食
アンコール・トム遺跡群
アンコール・ワットの日の出ツアーのあとは、小休憩を挟んで、午前はアンコール・トム遺跡群へ観光訪問をしました。 遺跡群は現在、一部が修復中でしたが、建造物に描かれている壁画を見たり、その説明を受けたりしながら、カンボジアの過去の姿であるクメール王朝について学ぶことができました。
キリング・フィールド
昼食を挟んで午後からはキリング・フィールドという、カンボジアで1970年代から1980年代初頭で発生していた内戦による被害者を祀ったお寺を訪問しました。
日本の寺院とは違うお墓や建造物にも驚きましたが、内戦の犠牲となった一般の人たちの人骨がむき出しのまま保存されているものを見ることもあり、衝撃を受けた場面がありました。
CMAC地雷博物館
その後は地雷博物館を訪れ、館内を案内していただきながら、内戦の恐ろしさや悲惨さの象徴の一つである地雷について、その被害や撤去の難しさ、そして内線終了後からの復興についての話を聞き、平和とは何かということについて改めて考えることができたように思います。
リトルエンジェル孤児院
学びを”カタチ”に —カンボジア・リトルエンジェル孤児院訪問—
10月15日、高校2年生のカンボジア研修の一環として、「リトルエンジェル孤児院」を訪問しました。ここでは、事前学習で企画・準備してきた「ハピニングプログラム」を実施しました。
リトルエンジェル孤児院とは、子どもたちが一部共同生活を送っている施設です。この施設の建設には日本も深く関わりがあり、子どもたちはスバエク(革製品)を加工・販売することで生計に役立てているようです。また、「ハピニングプログラム」とは、昨年訪問した現3年生が昨年度の研修後に立ち上げた活動です。幼い子どもたちが十分な学習環境でないにも関わらず、一生懸命にスバエク制作を行ったり、孤児院で授業を受けている様子に感銘を受け、文房具を回収して届けるものです。現高校2年生が先輩の思いを受け継ぎ、「子どもたちの学びを支えるために、自分たちができることを”カタチ”にする」という思いのもと、回収した1000点を超える文房具を心を込めてパッキングし、子どもたち一人ひとりに手渡しました。
当日は、リトルエンジェル孤児院の子どもたちが笑顔で迎えてくれ、一緒に歌やゲームを通じたコミュニケーションで楽しい交流の時間を過ごしました。言葉は通じなくても、心と心でつながる穏やかなひとときとなりました。
生徒たちは、「自分たちの小さな行動が、誰かの笑顔につながることを実感した」と語っていました。
広島の地から自分たちの願いを込めて届けた“ハピニング”が、カンボジアの子どもたちと笑顔でつながる心の交流となり、カンボジアの子どもたちの未来への希望となることを願っています。
リトルエンジェル孤児院とは、子どもたちが一部共同生活を送っている施設です。この施設の建設には日本も深く関わりがあり、子どもたちはスバエク(革製品)を加工・販売することで生計に役立てているようです。また、「ハピニングプログラム」とは、昨年訪問した現3年生が昨年度の研修後に立ち上げた活動です。幼い子どもたちが十分な学習環境でないにも関わらず、一生懸命にスバエク制作を行ったり、孤児院で授業を受けている様子に感銘を受け、文房具を回収して届けるものです。現高校2年生が先輩の思いを受け継ぎ、「子どもたちの学びを支えるために、自分たちができることを”カタチ”にする」という思いのもと、回収した1000点を超える文房具を心を込めてパッキングし、子どもたち一人ひとりに手渡しました。
当日は、リトルエンジェル孤児院の子どもたちが笑顔で迎えてくれ、一緒に歌やゲームを通じたコミュニケーションで楽しい交流の時間を過ごしました。言葉は通じなくても、心と心でつながる穏やかなひとときとなりました。
生徒たちは、「自分たちの小さな行動が、誰かの笑顔につながることを実感した」と語っていました。
広島の地から自分たちの願いを込めて届けた“ハピニング”が、カンボジアの子どもたちと笑顔でつながる心の交流となり、カンボジアの子どもたちの未来への希望となることを願っています。