2026.10.14
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高校2年生東北・北海道コース研修旅行2日目~ジブンゴトとして実感することの意味



午前中は、ホープツーリズムのガイドの方の案内のもと、双葉町・浪江町を訪れました。 福島県は、地震や津波だけでなく、原子力発電所の事故による災害にも見舞われた複合災害の被災地です。現在も福島第一原子力発電所の廃炉や除染廃棄物の処理など、多くの課題が残されています。一方で、再生可能エネルギーの活用や新たな産業の誘致も進められており、復興に向けた取り組みが続いています。車窓からは、メガソーラーや新しい商業施設、移住者向けの真新しい住宅などを見ることができました。しかし一方で街の大部分は立ち入りのできない地域であり、立入禁止区域を示す看板やバリケードも多くありました。福島の人々にとって、震災は決して過去の出来事ではないということを実感しました。
双葉町産業交流センターでは、震災当時、請戸小学校の6年生だった横山さんからお話を伺いました。請戸小学校は先生と子供たちの柔軟な判断によって大平山に避難し、2年生から6年生までの全員が無事に避難できたということで有名な小学校です。あの日の子供たちや先生の足跡を、当時のリアルな感情とともに伝えてくださいました。一方で避難の判断によって命運が分かれ、ご家族を亡くされた経験についても語ってくださいました。「大好きな人のことを思い浮かべてください。その人と朝挨拶したあと突然会えなくなり、4か月後に骨になって帰ってきたら、みなさんはその人の死を受け入れられますか」という言葉が強く心に残りました。また横山さんは、いざというときに備えて避難場所を確認し、家族や友人と共有することの大切さも伝えてくださいました。生徒たちは真剣な表情で話に耳を傾け、防災について自分事として考える貴重な機会となりました。
その後、東日本大震災・原子力災害伝承館や請戸小学校を見学し、最後に大平山の墓地を訪れました。津波で流された墓地が移設されたその場所からは、広い草原の向こうに海岸を望むことができました。現地に立ち、自分の目でその景色を見ることで、災害の大きさと失われたものの重みを改めて感じました。
午後は仙台駅から新幹線で北海道へ移動しました。青函トンネルを抜けると一気に肌寒くなり、生徒たちは一気に北海道に来た実感が湧いたようでした。函館に到着後は函館山へ向かい、夜景を見学しました。生徒たちは美しい夜景を思い思いに楽しんでいました。 明日は函館市内の自由研修と大沼公園でのカヌー体験です。北海道ならではの魅力を存分に味わう一日になりそうです。


生徒レポート 実行委員 豊中沙枝
2日目は、福島県の浪江町、双葉町にて震災学習を行いました。
まず、浪江町の請戸小学校で当時6年生で被災された横山さんに震災の体験談をお話ししていただきました。請戸小学校では、震災当時学校にいた82名の生徒と教師、全員が無事に避難し、犠牲者をゼロに抑えることに成功しています。今までも東日本大震災について、何があったのか知っている気ではいたけれど、どこか「教科書の中の出来事」のように感じていました。
しかし、今回実際の体験談を聞いて初めて現実で本当に起こったことなのだと実感することができました。
震災が起こった時どんなことが起こるのか、初めて実感することができました。


次に、グループに分かれて伝承館の見学と浪江町、双葉町のフィールドワークを行いました。
伝承館では、当時の様子を撮影した写真だけでなく、避難活動で使ったメモの残ったホワイトボードなどもあり、当時の人々の頑張りを肌で感じられる展示がされていました。


浪江町、双葉町のフィールドワークでは、バスの車内からガイドしていただきながら町の様子を見たり、請戸小学校の中に立ち入って見学を行ったりしました。
町の風景には復興して人々の暮らしがある様子が分かるところもたくさんあるのに、水田や住宅の跡がそのまま残って雑草だらけになっているところもあって不思議な気分になりました。


請戸小学校は、見ただけでは元が何の部屋だったのかわからない場所も多く、壁が剥がれていたり、天井の部品のようなものが垂れ下がっているところもありました。 津波の被害がどんなものだったのか感じることができました。 今まで、知っているつもりでいた東日本大震災を今日やっと現実に起きたこととして実感できました。 いつか自分の身に災害が起こった時、どうするのか考えるきっかけになりました。




