2024.10.17

中学

中学3年生研修旅行「台湾5日間」3日目

期日:2024年10月15日(月)~10月19日(土)

3日目(10月17日)


9:00 学校交流 臺北市立民權國民中學

中学3年生の台湾への研修旅行の3日目です。
今日は、いよいよこの研修旅行のメインのプログラムでもある、臺北市立民權國民中學様との学校交流があります。
この学校交流のために、生徒たちは一緒に活動してもらう中学生へ贈るプレゼントを作ってきました。
水引細工師でもある吉長様(「Kyoso Jr, View」で講師を務めてくださった方です)をはじめ、10名の方々に学校に来ていただき、水引のしおりを手作りしました。
また、そのしおりを挟む台紙は、平和公園に捧げられた折り鶴の再生紙で作られてあり、その台紙には

"This paper is made from recycled origami cranes that were sent as prayers for peace from all over the world."

と説明文がプリントされています。渡すときに生徒はこの言葉が話せるように、英語の授業の時には全員で暗唱して練習しました(ちなみに試験でも出されたそうです)
朝、学校に着くと、まずは歓迎のセレモニーです。それぞれの校長先生から挨拶があり、続けて民權國民中學の学校紹介の動画を視聴しました。
次に本校の学校紹介のプレゼンがあり、その後、生徒が夏休みの宿題として作成した英語での広島紹介の動画を視聴し(10月11日の中学ブログで紹介しています)、また本校のバトン部の生徒がバトンの技を披露するパフォーマンスをしました。
そして、それぞれが作成したプレゼントを交換し、合同での写真撮影をしました。
それが終わるといよいよ生徒同士の交流です。

本校バトン部生徒による発表

生徒自治会長 森澤さんが中国語で挨拶

英語で学校紹介

お土産交換 手作りの水引しおりを贈りました

生徒たちは民權國民中學の生徒たちとペアになり、それぞれスポーツの講座、理科の講座、台北の街並みを観察する講座、薬膳茶を作る講座に分かれました。
スポーツの講座では、民權國民中學で盛んに行われている空手やビリヤードを体験しました。どちらも初めて体験するという生徒も多く、とても賑やかに楽しんでいました。
理科の講座では、ヤリイカの解剖を体験しました。これも中々普段の授業ではできない体験に、生徒たちは興味津々に観察していました。
台北の街並みを観察する講座では、学校周辺のカフェや本屋などを見て歩きました。日本とは趣の違う台湾の街並みに、生徒たちは興味深そうにしていました。
薬膳茶を作る講座では、漢方のお茶を使ったミルクティーを茶葉から抽出して入れていました。その独特のおいしさに、生徒たちは思わず歓声を上げていました。

体験授業

体験講座が終わると、生徒たちはみんなで一緒になり、民權國民中學様が用意してくださった給食をいただきました。最初はぎこちなかった本校の生徒たちも、ペアの中学生とすっかり打ち解けて、とても和やかな雰囲気で食事を楽しんでいました。
昼食が終わり、いよいよ最後のセレモニーです。本日の学校交流の記念に、それぞれが中国語、日本語で「涙そうそう」を歌いました。

この学校訪問のために、それぞれの学校の生徒たちは様々な準備を重ねてきました。本校の生徒が日本に帰ると、民權國民中學の生徒からのメッセージカードが届くことになっています。それに対する返事を、本校の生徒も書いて送ります。
来年7月には、民權國民中學の生徒が広島を訪問し、本校の生徒と交流する予定です。そして、現在の2年生が3年生となった10月の研修旅行では、再び民權國民中學様を訪問します。

14:00 十份で天燈(ランタン)上げ体験

民權國民中學を後にして、次は九份の街並みを見に行きました。ここは映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなったところで、非常にノスタルジックな、かつ神秘的な雰囲気を持った光景に、生徒たちは言葉を忘れて見入っていました。 その後は、十份で天燈(ランタン)上げ体験をしました。ロウソクに火をつけ、淡い光を放ちながら空へと舞い上がるランタンを、生徒たちはずっと見守っていました。
研修旅行も今日で半分が終わりました。ここまで生徒たちは様々な経験をしました。きっとあっという間に過ぎたという感想を持っているのではないでしょうか?明日はいよいよ台湾最後の日です。しっかりと休んで、最後の一日を大切に過ごしてもらいたいと思います。