2022.10.15

高校

高校2年生研修旅行「沖縄コース5日間」5日目(最終日)

期日:2022年10月11日(火)~10月15日(土)

5日目(10月15日)

四泊五日の沖縄の研修旅行も、いよいよ最終日となりました。5日前の10月11日(火)の出発の時は、すごく長く感じた研修旅行ですが、過ぎてみればあっという間、もう最終日という感じです。生徒の中には「先生,もう一泊しましょう!」という人もいて、いろいろ苦労や心配をしながら準備してきた側としては、嬉しく思います。 最終日の朝も、生徒たちは元気に朝食会場に集まってきました。しかもこれまでより早く来る生徒が多く、早く食べて、早く部屋に帰って、荷物の片付けをしたいとのことで、集団で行動する際の意識が高まってきたのではと思います。

▼ 8:30 バスで万座毛に向かいます。

バスガイドさんが三味を披露してくださいました

生徒も三線に触れさせていただきました

▼ 9:00 万座毛に到着しました。

万座毛の展望台に立つと、その先に広がるコバルトブルーの海と雄大な情景に生徒たちも感動していました。しかもすぐ近くの場所には虹がかかっていて、生徒たちは何枚も写真におさめていました。帰りに隣接する食事やお土産のスペースのある施設を通るとピアノの音色が響いていました。見ると、本校の小田君が置いてあるストリートピアノを弾いていました。小田君は、昨年の「被爆ピアノ演奏」でもピアノを弾いてくれて、その腕前にはみんな驚かされましたが、ここ沖縄でもそのテクニックが披露され、演奏が終わった瞬間に、生徒だけではなく一般の方々からも盛大な拍手が湧きおこりました。

万座毛 パノラマです

ストリートピアノを弾く小田くん

 ストリートピアノを弾く小田くん

▼ 10:30 国際通りに到着しました。班別研修です。

その後は那覇に向かい、国際通りでの班別研修です。国際色豊かな国際通りを、生徒たちは興味深そうに歩いています。中には最後のお土産を探していたり、ここまで食べそびれてきたジェラートを味わっていたりと、沖縄最後の時間を楽しんでいました。

▼ 14:00 那覇空港に到着しました。

最後の研修を終え、那覇空港から、今度は広島空港まで直通便で帰広しました。行きの飛行機は、乗るのが初めてということで、離陸・着陸の際には悲鳴とも歓声ともつかない声が上がっていましたが、帰りはさすがに慣れたのか、とても静かに機内で過ごしていました。

四泊五日の研修旅行で感じ、学んだこと

この四泊五日の研修旅行で感じ、学んだことは、生徒それぞれ違うかもしれません。しかし、どの生徒にも共通していることが一つあるのではと思います。それは沖縄の人々の「優しさ」です。あるいは「懐の深さ」と言ってもいいと思います。昨年の「被爆ピアノ演奏・平和集会」からこのたびの「読谷村」での一日研修をコーディネートしてくださった松田様は、2日目からずっと帯同して下さり、時には体調不良の生徒をホテルに送ってくださったりと本当にお世話になりっぱなしでした。最後にはわざわざ那覇空港にまで見送りに来てくださいました。本当にありがとうございました。
表敬訪問の際に、優しく、温かく迎えて下さった読谷村村長の石嶺傳實様。高校生の質問にも真摯に答えて下さる姿は生徒たちの心にも深く印象に残ったと思います。生徒たちの人生観にもよい影響を与えてくれたのではと思います。
チビチリガマを案内してくださった3人のガイドの方々。暑い中でも生徒たちに戦争の真実を伝えようという使命感に満ちた姿勢からは、生徒たちも感ずるものがあったと思います。
FMよみたんの金城礼子様、わざわざスタジオまで来てくださったベニー津波様。一年ぶりの再会、本当に嬉しく思いました。 また5日間にわたりお世話になったバスガイド、運転手さん。それぞれのバスによって本当に個性豊かなガイドをして下さいました。ホテルの方々には、他のお客様もいる中で研修旅行での宿泊を受け入れて下さり、ありがとうございました。
沖縄の人々の「優しさ」・「懐の深さ」に触れた生徒たち。来週から普段の学校生活に戻りますが、きっとひと回り、人間として成長した姿を見せてくれることでしょう。 この研修旅行を企画・お世話してくださった近畿日本ツーリスト様にも感謝申し上げます。一時はコロナウィルスの感染状況によって実施も危ぶまれましたが、ギリギリで実施が決まり、そこからのわずかな期間で準備をしてくださいました。
そして、何よりも子どもたちを送り出してくださった保護者の皆様。四泊五日という長い期間の研修で、不安に思われることもあったと思います。この研修旅行が実施できたのは、保護者のみなさまのご理解とご協力があってこそだと思います。本当にありがとうございました。