2023.09.08

学修 担当:日高

ともにつくる

現在、特進コースの1年生は「校則を見直す」をテーマに、探究科の授業に取り組んでいます。これまでに生徒たちは10のグループに分かれて、校則の意義や内容だけでなく、その必要性について話し合い、またテーマによっては文化祭で来場者にアンケートをとったり、今後は近隣の学校にアポイントを取っての聞き取り調査を予定してしたりと、これまで自分たちが守ってきた校則について、様々な視点から調べたり考えたりする時間を設けてきました。

また、生徒自治会も現在の体制が発足してから、学校行事や普段の学校生活をよりよくするための方策を考え実行に移すなど、様々な活動に取り組む傍ら、全校生徒にアンケートをとったり、教員と話し合いを持ったりするなど、長期的視野のもと、生徒たちがよりよい学校生活を送ることができるように、校則を変えようと努力を重ねています。

本日は「特進コース1年×生徒自治会 探究ディスカッション」の場を設け、自治会の生徒たちが特進コース1年生の授業に参加し、お互いが今、考えていることや、どのようにして校則を変えたいのかなど、グループディスカッション形式で話し合いをすすめました。生徒たちが互いに意見を交わし、考えを深めていく中で、これまでは具体的に自分たちの想いや考えを形にすることができなかった1年生たちの顔つきが徐々に変化し、自治会の生徒たちと「ともに」校則を変えるために必要なことを「つくる」姿を見せてくれるようになりました。

今回はお互いの意見を出し合い、今後、実際に先生たちと協議するための材料づくりのための確認を行いました。次回、ともに探究の授業に参加するときはこれを深めていくことになります。ともにつくる、それはお互いが協力して、有意義で新しいものを創り出すことを指します。つまり、「協(ともに)創(つくる)」です。特進コース1年の生徒たちと生徒自治会役員の挑戦はとても大きく難しいものではありますが、実り多い学びとなることを願っています。

高校生徒自治会