2022.04.14

行事 担当:藤島

中学1年三滝研修~2日目<五感活性化プログラム>~

春季宿泊研修について
協創生としての自覚を身につけるとともに仲間との濃密な時間を過ごすことで中学校生活の早期適応を目的としています。
2022年度4月13日~15日3日間 中学1年:三滝少年自然の家 / 中学2年:似島臨海少年自然の家

研修2日目はあいにくの空模様となり入山しての登山道脇に群生している熊笹取りは中止になってしいましたが、五感活性化プログラムの一つである熊笹茶作りと自作ピザ窯を利用してのピザ作りは実施することができました。
この五感活性化プログラムには中学3年生8名がリーダーとして参加してくれました。事前のリーダー研修でリーダーとしての役割を学び、それぞれのリーダー像をイメージしての参加です。中学1年生と中学3年生のシンクロがどのようなカタチになるのか楽しみにしていました。 

中3リーダー ※両端は中3担任

熊笹茶作りは熊笹の葉の隅が白くなっているところを丁寧に取り除き、煎ることろから始まります。煎るために使う割り箸やフライパンなどの棒状のものは与えられていません。各班の工夫により熊笹の茎を利用したりアルミ箔を加工して煎るために必要な道具を自作していました。熊笹の繊維を壊さないように弱火でじっくり煎ることがポイントのようですが、はやる気持ちを抑えながら、程なく漂うほのかな香りをゆっくり嗅いだり、煎じたお茶を口に含んでゆっくり味わっていました。五感をフルにはたらかせながら非日常を体験することがこのプログラムの醍醐味です。

熊笹茶作り 中3リーダー説明中

事前に用意したポスター(熊笹茶の作り方)

中3リーダーが持っているのが熊笹です

熊笹に触ってみます

熊笹の白くなっている部分を丁寧に取り除きます

直火にならないようにアルミ箔を浮かせて炒る方法やまぜるための道具を各班で知恵を出し作成しました

炒った熊笹を入れて沸かします。笹が沈んだら完成

熊笹茶 完成!香り、色、味を確認します

班によって色、香り、味の違う熊笹茶ができました

一方、ピザ作りの生命線は段ボールピザ窯の製作です。段ボール内の室温を一定に保つために段ボールの内壁をアルミ箔で均一に覆っていく作業がポイントのようです。アルミ箔をきれいに施工するのに結構時間を要していましたが、完成後は炭を入れ約3分で黄金色したパリパリの生地のピザの完成です。リーダーからはピザ窯製作を通して、仲間との協働作業の大切さが伝えられていました。この研修の目的である仲間との濃密な時間を過ごすことができたプログラムになったのではないでしょうか。

ピザ作り 中3リーダー説明中

ピザ窯作りの説明中

中3リーダーが用意したピザ窯とピザの作り方ポスター
中学1年生はわかりやすさや丁寧に作られたポスターに感動していました

段ボールピザ窯の製作

段ボールピザ窯の製作 中3リーダーと慎重にアルミ箔を隙間なく貼り付けます

班で考えながら破れやすいアルミ箔を貼っていきます

生徒が炭を熾します

ピザの具材をカット

盛り付け

熱が逃げないように蓋をしっかり押さえています

テーブルも床も来た時以上にきれいに

中学生活がんばります!

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