2026.10.16
高校
国際理解
高校2年生 カンボジア研修旅行4日目~こどもたちの笑顔に癒され、励まされ
最終日の今日は、用意してきた絵本や文具を手に、「リトルエンジェル孤児院」へ。
ハピニングプロジェクトの締めくくりです。こどもたちにプレゼントしたいと、ぬいぐるみを持ってきた生徒もいました。先輩から預かった紙芝居も持参し、親善大使としての役割に、緊張した面持ちの生徒たち。
ハピニングプロジェクトの締めくくりです。こどもたちにプレゼントしたいと、ぬいぐるみを持ってきた生徒もいました。先輩から預かった紙芝居も持参し、親善大使としての役割に、緊張した面持ちの生徒たち。
リトルエンジェルでは、革細工の販売収益や寄付によって生活を支えています。必要な道具も手作りし、できる限り自分たちで賄えるよう工夫されています。
まずは、こどもたちに教えてもらいながら革細工作りに挑戦。その後、持参した紙芝居を使って、手洗いの仕方を伝えました。一緒に石鹸で手を洗ううちに、お互いの距離も縮まり、自然と笑顔がこぼれます。
続いて、革細工を使った影絵を見せてもらい、最後に集合写真を撮影。日本から持ってきた贈り物を渡す頃には、すっかり打ち解け、笑顔と笑い声があふれる温かなひとときとなりました。
バイヨン高校/附属中学校でもリトルエンジェルでも、こどもたちの前向きに学ぶ姿勢と、学んだことをぐんぐん吸収していく力に圧倒されました。「私たちも何かを為したい」。そんな思いを胸に、たくさんの刺激を受けた学びの旅となりました。








ハピニングプログラムのお礼をいただきました
SALASUSU
旅の最後に訪れたのは、2008年にNPO法人によって設立された支援施設「SALASUSU」です。
ここでは、カンボジアの現状や教育にまつわる歴史についてお話を伺いました。これまでカンボジアで学んできたことが、ポル・ポト政権下での虐殺の歴史をはじめ、さまざまな出来事とつながり、理解が深まる時間となりました。
子どもや女性への支援にとどまらず、カンボジアの教育を支える教員養成など、国の実情に合わせて模索されている国際支援のあり方についても知ることができました。
また、従業員の方の実際の暮らしを見せていただき、私たちの暮らしがいかに電気に依存し、物にあふれているかを改めて深く考えさせられました。






カンボジアで出会った方々、特に子どもたちの明るさやたくましさに、大いに刺激を受けた有意義な研修旅行となりました。皆さん、ありがとうございました。
一路、日本へ向かいます。
生徒レポート
リトルエンジェル孤児院編 福田桜彩、伴美礼
このプログラムを通して、これまで当たり前だと思っていたことが当たり前ではないことに改めて気付かされました。例えば、両親と一緒に暮らすことができていること、勉強に専念できること、清潔に過ごせているということです。リトルエンジェル孤児院では、専門的な技術を使って様々な作品を作って売っていました。私たちは、その作品作りを実際に体験させていただきました。やってみると、力加減や距離感が難しかったです。
また、手元を見てみると血豆ができている子どももいました。そのため、大変さを肌で感じることができました。そして、私たちは手洗いの紙芝居をしました。みんな見よう見まねで真似してくれました。その時、小さな子供も笑顔でやってくれて、心で通じあえた気がして嬉しかったです。最後に歌や日本語の温かい言葉で見送ってくれました。すごく貴重な経験ができました。
SALA SUSU編 真志田朋寿、堤楽
SALASUSUスタディーツアーを終えて、私が感じたことはいくつかあります。
まず、SALASUSUのスタディーツアーを体験する前に、インターネットで少し調べたところ、「誰も取り残されない教室をつくる」というフレーズが目に入りました。そのため、学校に通う小さな子どもたちがたくさんいる場所だと思っていました。しかし、実際に訪れてみると、過去に学校に通えなかった人や、読み書きが十分にできない人など、大人の人たちもたくさんいて、想像していた様子とは違っていました。そこでは、イ草を使った商品を作るために、一人ひとりがそれぞれの工程を担当して働いていました。中には、イ草を手の感覚だけで細さごとに仕分けている人もいて、手に職をつけることの意味や、技術を身につけて働くことの大切さを知ることができました。また、子どもたちに基礎的な教育を教えている先生方もいて、学びと仕事の両方を支えている場所なのだと感じました。
次に、現地の人の家を訪問しました。敷地内には犬や牛のフンがたくさんあり、動物と一緒に暮らしていることが分かりました。また、レモングラスや唐辛子、バナナなどの植物も育てられていました。その場で採れたレモングラスを食べたり、唐辛子を食べさせてもらったりして、とても貴重な経験になりました。家の中にも入れてもらいましたが、日本の家との違いに驚きました。家は高床式のような造りになっており、地面から離れた場所に入り口がありました。また、電気や窓がなく、昼間でも暗かったり、壁や窓に隙間が多く、虫が簡単に入ってきたりする環境でした。家の中には物が少なく、現地の生活の様子を知ることができました。地域によって暮らし方には違いがあると思いますが、自給自足をしながら働き、子どもたちを育てていくことは、とても大変なことだと感じました。日本で当たり前だと思っていた生活が、決して当たり前ではないことにも気づきました。
最後に、SALASUSUで働いている人たちが作り、販売している商品を見ました。い草を使ったトートバッグやサンダルなどがあり、どれも質が高く、丁寧に作られていると感じました。商品を実際に見ることで、現地の人たちが身につけた技術や努力が、一つひとつの製品につながっていることが分かりました。
今回のスタディーツアーを通して、現地の人たちの仕事や暮らしについて知ることができ、日本との生活の違いを実感しました。また、教育を受けることや、技術を身につけて働くことの大切さについても考えるきっかけになりました。さまざまな事情を抱えている人たちがいますが、「誰も取り残されない」という言葉を大切に、一人ひとりが自分らしく、幸せに生活できる社会になってほしいと思いました。
