去年度からLRC（図書館）で取り組んでいる”協創水引きしおり”は、伝統文化に惹かれた図書委員や有志に引き継がれています。

今年の文化祭では、「水引きしおり体験会」を中高図書委員5名、卒業生2名、LRCサポーター2名の企画で実施しました。整理券を配布して3回の体験会を実施し、保護者や在校生・来校者（小学生やお年寄りまで）37名の方に「協創水引きしおり」の魅力をお伝えすることができました。 この企画にあたり「水引しおり作り」の動画も制作しました。動画編集は高1田中さん、ナレーターは高3前原さん、 水引実演は中学図書委員長、優雅な琴のBGMは高1図書委員の福岡君が奏でてくれました。

６月、中学図書委員長が「めうがや広島水引」代表の吉長様に「コロナ禍で制限がある学校生活の中でも自分たちの図書館で新しい伝統として水引きしおり作りを受け継ぎ発展させたい！」と自分の熱い思いを手紙にして伝えました。生徒たちが頑張る姿に吉長様は感激なさったそうです。ご縁あって本日は吉長様と上野様がご来校下さり、２時間半（相生結び・クローバー・もみじ・音符等）5種類の新しいデザインを 丁寧に特訓してくださいました。日本古来からの贈答の歴史や水引きの由来についても説明して下さり、新しい水引きのデザインに魅了されていました。参加した生徒は今年の文化祭で「協創水引き体験会」に取り組んだ図書委員長と LRCサポーター2名（高1孫さん、高3前原さん）の計3名です。生徒の感想は、「充実した時間だった！自分の手で美しい水引きを作れて嬉しい」、「今までは1種類のしおりしか作れなかったけど新しいデザインを沢山学べて夢中になった」、「貴重な日本の伝統文化に触れられて感激した。中国に帰省した時に広く紹介したい」とのことでした。

最後に、園芸部長の前原さんから協創ジャムとおかきを進呈しました。吉長様は、先日毎日新聞に掲載された協創ジャムをご存じで、大喜びされていました。吉長様・上野様は今後も近くの公民館や平和公園内のレストハウス（水引きクリエイターグループ「めうがや様」が 第2土曜日に無料レッスンをされているそうです）などでワークショップを開催されるとのことでした。興味のある方はぜひ参加してみてください。

吉永様・上野様、本日はお忙しい中、本校にご来校くださり、誠にありがとうございました。