最終日の研修は、白岩校長先生の『利他の心』についての話から始まりました。
また、大谷翔平選手のマンダラーチャートから『夢や目標を持つことが大切』ということを説いていただき、馴染みのある選手ということからもみんなの心に響いた様子でした。中学2年生になり、徐々に進路のことや将来の夢について考え、目標に向かって努力していけるような学校生活を送って欲しいと思います。
次に、創造力を養うためのプロジェクト『たん・タン・探キューブ』の後編を実施いたしました。後編では、前編に行った３つのサイコロの絵柄から考えたストーリーの班員の代表作を、グループで意見を出し合いブラッシュアップして１つの作品に仕上げるという活動をしました。１つの展開だったものをもう一展開加えたり、その後のストーリーを加えたり、ガラッとお話全体を変えたりと、話し合いブラッシュアップすることで面白いものが出来上がっていました。
このストーリーは何を最終的に伝えたいのかというところをはっきりさせ、班員で話し合うことで、新たな考え方や見え方に出会い、ストーリーの内容もより深いものになったようでした。
最終的には、各班が全員の前でブラッシュアップ前と後の作品を読み比べました。同じ絵柄でも全く違うストーリーになっていたり、ブラッシュアップの前後でのストーリーの違いを聞き入っている様子が見受けられました。 この探求活動を通して創造力はもちろんですが、仲間の意見に耳を傾け、それを認め合い、みんなで１つの作品を創っていくことの難しさや楽しさを感じられたのではないでしょうか。