2026.04.01

中学 高校 クラブ

【園芸部】開発・流通について学び、世界一のジャムを食べて、オリジナルビールを作る

~園芸部の倉敷・神石高原方面研修旅行~

春休み、園芸部では部独自の研修旅行を実施しています。園芸部の活動に関係する大学、企業を訪問し、部員生徒の専門性向上を目的としています。昨年度は愛媛県の興居島・松山方面への研修旅行を実施しました。本年度は、3月30日~31日に園芸部研修旅行を実施しました。

1日目 くらしき作陽大学とジャム工房雫

初日は、新幹線で新倉敷駅へ向かいました。商品開発に関する研究が盛んに行われているくらしき作陽大学の食文化学部を訪問しました。同学部の木村先生、河野先生から食品開発、企業連携、商品流通等に関する専門的な知識を生徒たちは学びました。今後の製造・販売活動に対するご指導やご助言もいただきました。

その後、福山市に移動し、ジャム工房雫を訪問しました。同工房代表の村瀬さんは、イギリスで開催されているマーマレードの国際審査会であるダルメイン・ワールド・マーマレードアワードにおいて金賞を受賞されるなど、ジャム製造に関する高い技術をお持ちになられています。園芸部では、国内大会であるダルメイン・マーマレードアワードin Japanでの入賞を目指しており、村瀬さんから柑橘類の果皮の処理方法、砂糖の選定等について、長時間に渡り、詳しく教えていただくことができました。その後、バスに揺られて神石高原町へ移動し、一泊。

2日目 神石高原麦酒醸造所

2日目は、早朝から神石高原麦酒醸造所を訪問しました。同醸造所代表の小畑さんは、日本に数名しかいないビールに関する国際資格を持っておられ、自らクラフトビールを開発されるだけではなく、ビール製造体験を通して醸造について学ぶ機会を一般の方々に提供されています。園芸部が注力している食酢開発も発酵・醸造が関係しており、生徒たちはビール製造体験を通して専門技術を学びました。ビールの色、使用する麦、アルコール度数の決定した後、材料の計量、麦芽の破砕、デンプンの糖化等の作業を行いました。糖化中、生徒たちは学校農場から持参したダイダイの皮むき作業を行いました。本校産のダイダイの外皮をビールのフレーバーとして使用すべく、皮むきをしたのですが、苦味成分を含む中皮が入らないように薄くむく作業は思いの外難しく、生徒たちは悪戦苦闘していました。ビールの風味を特徴づけるホップの選定も生徒自身が行い、多くの品種の中から、ダイダイの香りに合う2品種を決定しました。材料の決定から麦汁の調製まで6時間に渡るビール製造体験を通して、生徒たちは身をもって発酵・醸造に関する理解を深めることができました。発酵を終えて、オリジナルビールが完成するのは約1か月後のこと。本校産のダイダイが香るオリジナルビールの完成が楽しみです。もちろん、生徒自身は未成年なのでまだ飲むことはできませんが…。

2日間の旅行を通して、生徒たちは普段の部活動では経験できない様々な事柄について学ぶことができました。2026年度も園芸部では、様々な商品開発に取り組んでいく予定です。