2025.12.13

高校

「できること」に目を向けて~認知症ケアカフェで学んだ、支え合う地域のかたち~

地域連携事業の一環として取り組んでいる「認知症」をテーマとした探究活動。その進捗として、高校1年生の生徒が「第1回 認知症ケアカフェ~みんなでつながり、支え合おう~」に参加しました。今回は、認知症の方を地域でどのように支えていくことができるのかを考えるワークショップに挑戦しました。

会のはじめには、広島市認知症アドバイザーの方から「認知症観」についてのお話がありました。 これまで、認知症は「進行すると何もできなくなる病気」と捉えられがちでした。しかし、できないことではなく「できる力」に目を向け、適切なサポートを行うことで、認知症の方も自分らしい希望を持って暮らし続けることができる。そんな新しい考え方が紹介されました。 認知症の方と共に、明るく暮らせる地域をつくる。その第一歩として、ワークショップが始まりました。

ワークショップでは、カードに書かれた「できること」「苦手なこと」「叶えたい願い」を組み合わせ、一人の認知症の方を想定し、その方にどのような支援ができるかをグループで考えました。 認知症サポーターの方や地域の方と意見を交わしながら、生徒たちはカードの情報を手がかりに、その人の趣味やこれまでの人生にまで思いを巡らせていきます。

「神社に行っておみくじを引きたい」「好きな本を買いに行きたい」、一見すると小さな願いでも、その人にとっては大切な想いです。
もし自分だったら、どんな支えがあれば安心できるだろうか。どんな人とのつながりがあれば、やりたいことに挑戦できるだろうか。生徒たちはさまざまな立場に立って考え、多くのアイデアを出していました。

一人では難しいことも、チームで考え、支え合えば実現できる。
今回のケアカフェでの学びを通して、生徒たちは「支えること」とは特別なことではなく、相手を思い、共に考える姿勢そのものであることに気づいたようです。 この経験が、認知症の方が安心して暮らせる地域づくりへと、これからの探究活動につながっていきます。

認知症探究班 活動