2025.06.06
中学
高校
「HSP!自分のトリセツ~共感しすぎて日が暮れて~」著者 高野先生による講演会を開催しました
5月14日(水)本校の学校図書館(LRC)にて「HSP!自分のトリセツ~共感しすぎて日が暮れて~」著者 高野先生による講演会を開催しました。
本校のある高校女子生徒の探究活動をきっかけで、昨年「繊細さんを知ろう!プロジェクト」が始まりました。繊細さんとは、周囲の刺激や感情に敏感な気質を持つ人のことを指し、「HPS:Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で表されます。「繊細さんについて多くの人に知ってもらいたい」という思いから、「HPS!自分のトリセツ〜共感しすぎて日が暮れて〜(高野優著)」のPOP紹介やHPSに関するパンフレットの制作活動を精力的に行いました。そして、完成したパンフレットは県内の高校・大学へ送り、HPSへの理解の普及活動に熱心に取り組んできました。
このたび、高野先生がこのプロジェクトに共感してくださり、さらに出版社のご支援もあり、本校でご講演をいただける運びとなりました。
高野先生は、HPSに関するエッセイやイラストを通して、その繊細さゆえに生きづらさや優しさを、ユーモアと温かみのある視点で表現されています。
この講演会に本校から中学1年生~高校3年生まで20名以上の生徒が参加しました。また、保護者の方や「繊細さんを知ろう!プロジェクト」を支援して下さった廣文館様や一万年堂出版様もお越しいただきました。
参加した生徒は、
「私は看護師を目指していますが、さまざまな気質を持つ人がいることを理解し、そのうえで看護の現場に立ちたいと改めて感じました。」
「自分も物事を深く考えて悩みがちな性格なので、今回のイベントを通して、考え方を変えるヒントをもらえました。」
とHSPについて理解を深める貴重な機会となりました。
本校のある高校女子生徒の探究活動をきっかけで、昨年「繊細さんを知ろう!プロジェクト」が始まりました。繊細さんとは、周囲の刺激や感情に敏感な気質を持つ人のことを指し、「HPS:Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略称で表されます。「繊細さんについて多くの人に知ってもらいたい」という思いから、「HPS!自分のトリセツ〜共感しすぎて日が暮れて〜(高野優著)」のPOP紹介やHPSに関するパンフレットの制作活動を精力的に行いました。そして、完成したパンフレットは県内の高校・大学へ送り、HPSへの理解の普及活動に熱心に取り組んできました。
このたび、高野先生がこのプロジェクトに共感してくださり、さらに出版社のご支援もあり、本校でご講演をいただける運びとなりました。
高野先生は、HPSに関するエッセイやイラストを通して、その繊細さゆえに生きづらさや優しさを、ユーモアと温かみのある視点で表現されています。
この講演会に本校から中学1年生~高校3年生まで20名以上の生徒が参加しました。また、保護者の方や「繊細さんを知ろう!プロジェクト」を支援して下さった廣文館様や一万年堂出版様もお越しいただきました。
参加した生徒は、
「私は看護師を目指していますが、さまざまな気質を持つ人がいることを理解し、そのうえで看護の現場に立ちたいと改めて感じました。」
「自分も物事を深く考えて悩みがちな性格なので、今回のイベントを通して、考え方を変えるヒントをもらえました。」
とHSPについて理解を深める貴重な機会となりました。
高野先生のサイン本をいただきました
高校生徒自治会長から河野先生へ贈り物
(協創生が探究の授業で商品開発した広島菜のホワイトチョコや文芸部作成の水引など)
「繊細さんを知ろう!プロジェクト」講演会を終えて 高3 Y・Kさん感想
繊細さんを知ろう!プロジェクト」の講演会を無事に開催できたことを心から嬉しく思っています。
この2年半、プロジェクトを通してずっと抱き続けてきた想い——
「HSPについて、少しでも多くの人に知ってもらいたい。」
その願いが、今回の講演会を通して確かに届いたと感じられる場になりました。
講演会では、笑いの絶えない時間が続きました。
でもその笑いは、ただ楽しいだけではなく、どこか自分の心にそっと寄り添ってくれるような、そんな温かいものでした。
気づけば、日々の生活の中で「ちょっと真似してみようかな」と思えるヒントばかりが詰まっていたように思います。
実は当日、講演会の前に、著者の高野優さんと30分ほどお話しさせていただく機会がありました。
私はあらかじめ、話したいことや相談したいことをメモにまとめ、それを見ながら、少し緊張しつつも思い切ってお話ししました。
その中で、「人前で話すと頭が真っ白になってしまい、期待に応えられなかった気がして落ち込むことがある」と打ち明けたときのこと。
高野さんは笑顔で、けれどもとても真剣な表情で、こうおっしゃってくださいました。
「周りから見ると、あなたが落ち込むほど悪くないのよ。自分の中では0%に思えても、それってきっと、最初から300%を目指してるからなの。だから、150%くらいを目標にしてもいいんじゃない? 少し、肩の力を抜いても大丈夫だよ。」
その言葉を聞いた瞬間、不思議と心がふっと軽くなりました。
「相談してよかった」「打ち明けてみてよかった」ーー
そう思えた、忘れられない時間になりました。
このプロジェクトの成功は、決して私ひとりの力ではありません。たくさんの人が力を貸してくださり、応援してくださったおかげで、ここまで来ることができました。
もしかしたら、この記事を読んでくださっているあなたの中にも、「繊細さんを知ろう!プロジェクト」をどこかで目にされた方がいらっしゃるかもしれません。
このプロジェクトはここでひとつの区切りを迎えますが、これからも「HSP」という気質が、特別なものではなく、「ひとつの個性」として、あたたかく受け入れられる社会になっていくことを、心から願っています。
この2年半、プロジェクトを通してずっと抱き続けてきた想い——
「HSPについて、少しでも多くの人に知ってもらいたい。」
その願いが、今回の講演会を通して確かに届いたと感じられる場になりました。
講演会では、笑いの絶えない時間が続きました。
でもその笑いは、ただ楽しいだけではなく、どこか自分の心にそっと寄り添ってくれるような、そんな温かいものでした。
気づけば、日々の生活の中で「ちょっと真似してみようかな」と思えるヒントばかりが詰まっていたように思います。
実は当日、講演会の前に、著者の高野優さんと30分ほどお話しさせていただく機会がありました。
私はあらかじめ、話したいことや相談したいことをメモにまとめ、それを見ながら、少し緊張しつつも思い切ってお話ししました。
その中で、「人前で話すと頭が真っ白になってしまい、期待に応えられなかった気がして落ち込むことがある」と打ち明けたときのこと。
高野さんは笑顔で、けれどもとても真剣な表情で、こうおっしゃってくださいました。
「周りから見ると、あなたが落ち込むほど悪くないのよ。自分の中では0%に思えても、それってきっと、最初から300%を目指してるからなの。だから、150%くらいを目標にしてもいいんじゃない? 少し、肩の力を抜いても大丈夫だよ。」
その言葉を聞いた瞬間、不思議と心がふっと軽くなりました。
「相談してよかった」「打ち明けてみてよかった」ーー
そう思えた、忘れられない時間になりました。
このプロジェクトの成功は、決して私ひとりの力ではありません。たくさんの人が力を貸してくださり、応援してくださったおかげで、ここまで来ることができました。
もしかしたら、この記事を読んでくださっているあなたの中にも、「繊細さんを知ろう!プロジェクト」をどこかで目にされた方がいらっしゃるかもしれません。
このプロジェクトはここでひとつの区切りを迎えますが、これからも「HSP」という気質が、特別なものではなく、「ひとつの個性」として、あたたかく受け入れられる社会になっていくことを、心から願っています。