2025.05.12

高校

■地域連携■アサリの養殖場整備プロジェクト「協創アサリ大作戦!」第1弾

このたび、広島市西区の井口漁港地先に広がる八幡川河口の干潟にて、「協創アサリ大作戦!」と題したアサリの養殖場整備プロジェクトがスタートしました。このプロジェクトは、井口漁業協同組合とともに高校2年生のプロジェクト委員によって進められていきます。
かつて、豊かな海の恵みをもたらしていたこの干潟も、近年ではクロダイやエイなどによる食害や漁場環境の変化により、アサリの個体数が大きく減少しています。そうした現状を受け、地域の力を結集してアサリをよみがえらせる取り組みが近年行われています。

今回、協創アサリ大作戦!の第1弾として、井口漁業協同組合を訪問し、波田組合長から直接、アサリ養殖の現状や課題、そしてこの取り組みに込められた思いを伺いました。現在整備されている養殖場では、春に自然発生したアサリの稚貝をネットで採取し、一定の大きさまで育てた後、養殖区画に移し替えて育成するという方法がとられています。また、アサリを守るための食害防止ネットも重要な役割を果たしていますが、長期間設置していると泥や海草が付着し効果が落ちてしまうため、定期的な張り替え作業が必要です。今後は、井口漁協のみなさんと一緒に、割り当てられた1区画にネットを新たに張り、その後定期的な張り替え作業を行い、新たなアサリ養殖場を整備していく予定です。
このプロジェクトは単発のイベントではなく、年間を通じて段階的に実施されます。潮干狩り体験なども取り入れながら、干潟の変化を実感できるような工夫も盛り込んでいく予定です。

協創アサリ大作戦!は、生徒たちの「学び」と「地域の未来」をつなぐ挑戦です
——さあ、ここからどんな物語が生まれるか、楽しみにしていてください!——