2025.03.11

高校 クラブ

【園芸部】部長さんが関東へ… ~園芸部活動の活性化を目指して~

先週末、園芸部部長の勇山さん(高校2年生)は関東へ向かいました。
目的は、園芸部の活動を更に発展させるため…

3月7日(金) 日本大学生物資源科学部の研究室を訪問

▲日本大学での研究報告

3月7日(金)、日本大学生物資源科学部(神奈川県藤藤沢市)の研究室を訪問しました。ご対応してくださった食品開発学科の川井泰先生・鳥居恭好先生、アグリサイエンス学科の野口章先生・立石亮先生に対して、園芸部のジャムおよび食酢開発に関するプレゼンを行いました。4名の先生方からは、
「勇山さんの発表態度は、高校生徒は思えない。素晴らしい!」
「発表内容は、本学の3・4年次の学生が行う研究内容に匹敵する」
「ここまで実学的に、科学的に商品開発を行っている私立の高等学校は知らない」
「園芸部の生徒の皆さんには、ぜひ本学に入学してもらいたい」
などの評価を得ることができました。また、園芸部の活動に対する様々なご指導、ご助言をいただくことができました。そして、先日のブログでも報告したワケギの食品開発の際に見られた“不思議な現象”について報告すると、鳥居先生から
「現象解明のために園芸部と共同研究を行いたい」
とのお誘いをいただきました。“不思議な現象”の正体については、後日改めて報告いたします。

日本大学での研究報告

いもでがん酢の官能検査を行う日本大学の先生方

いもでがん酢の官能検査を行う日本大学の先生方

日本大学の先生方と勇山さん

3月8日(土) 日本教育工学会春季大会で研究発表

▲日本教育工学会での研究発表

3月8日(土)、成城大学(東京都世田谷区)を会場として開催された日本教育工学会春季大会において、研究発表を行いました。発表題目は『教員志望の高校生が提案する商品開発活動の教材化について』です。小学校教員を志望している勇山さんは、園芸部が日頃行っている食品製造・商品開発は、小・中学校および高等学校の生活科、総合的な学習の時間、総合的な探究の時間、特別活動の教材として有効であるという提案を行いました。ご出席されていた大学等の先生方からは、教材化する際の注意点や実現の可能性等について、ご助言等をいただくことができました。

日本教育工学会での研究発表

日本教育工学会会場

3月9日(日)ジャムメーカー 新倉さんちの手作りジャム訪問

3月9日(日)、ナスジャム、ゴボウジャム、ブロッコリージャム等、かなり攻めたジャム(?)を開発・販売されているジャムメーカーである新倉さんちの手作りジャム(神奈川県横須賀市)を訪問しました。代表取締役の新倉有文様からは、ジャム開発を開始した経緯、糖度と賞味期限、原材料の選定方法等についてご指導いただきました。10種類以上のジャムの試食もさせていただき、ジャム開発の基本から応用までについて学ばせていただくことができました。最も印象に残ったお話の内容は、
「ジャムを作る際に負の影響を与えるであろう原材料の特徴を打ち消すのではなく、その特徴を活かすべきだ。様々な原材料を混合すると、その特徴は消されてしまう。原材料はシンプルにすることが重要」
というものでした。今後のジャム開発の際の教訓としたいと思います。

活動報告

本校製品の官能検査

商品試食
研究室訪問、研究発表、企業訪問を通して、知りえた知識を部員全員で共有し、園芸部の活動は更に発展していくことでしょう!