2024.10.29

中学 高校

協創アントレLab第2回ミーティングを実施しました

"現在を知り、未来へ馳せろ"

10/22(火)と24(木)の放課後に10月の協創アントレLabを開催しました。
協創アントレLabは広島修道大学との中高大連携プログラムの1つで、アントレプレナーシップ教育を主軸とした探究学習に取り組む団体です。
今年度は中学1年生および高校1年生が対象となっており、6名の中学1年生と41名の高校1年生が「まちチーム」と「しぜんチーム」に分かれて、それぞれで探究活動に取り組みます。

【まちチーム】

まちチームは10/22(火)に活動を行いました。
まちチームではアドバイザーとして、広島都心部、特に紙屋町や八丁堀を中心とした街づくりに携わっているカミハチキテルの今田順さんに来校いただき、若い世代が考える広島都市圏の未来について課題を見つけ、その解決に向けた取り組みを行っています。
今回は「“まち”としての広島」をテーマに、広島の都市部における中学生や高校生目線での利点や魅力について付箋を用いたブレインストーミングやグループディスカッションに挑戦しました。
自分たちが生まれ育った場所だからこそなのか、広島の魅力を当たり前と感じている生徒たちは、活動当初は考えが浮かばずに悩む姿も見られましたが、一度ペンが走り出すと、仲間たちとの会話を弾ませながら、思い思いに意見を書き出していました。
そしてこれらの考えをもとに、「これからの広島でこんなことをしたい、こんなことができたら...」という未来への展望について考え、今回の活動を閉じました。
街の発展という抽象的なテーマにもかかわらず、生徒たちの柔軟な発想で毎回、様々なアイデアが生まれてきます。
この中から課題や目標を定め、11月以降の活動でこれを深堀していくことになります。
協創生が考える広島のまちの未来がこれから、楽しみです。

【しぜんチーム】

しぜんチームは10/24(木)に活動を行いました。
しぜんチームは江田島をメインフィールドと定め、江田島市を中心とした広島湾周辺地域の風土を生かした活動を通じて、地域の活性化に寄与する活動を展開している一般社団法人フウドの後藤峻さんにアドバイザーとして来校いただき、江田島が抱える諸問題を中高生の視点で考え、これをどのように改善させることができるだろうか、ということをテーマに活動に取り組んでいます。
今回は江田島が抱える海洋ゴミや空き家の問題やエコツーリズムなどを「ソーシャルモンスター」に擬態化させ、これらのモンスターたちについてリサーチし、これらのモンスターをただ排除するのではなく、どのようにして付き合っていくのかなど、理想の未来を描く活動を行いました。
また、なぜなぜ分析と題して、それぞれのソーシャルモンスターが抱える諸問題についてその原因や具体的な解決策、将来の目標などについても考え、グループごとに発表して考えを共有しました。
しぜんチームは10/27(日)に終日、実地研修として江田島フィールドワークを実施します。
今回調査したことや考えたことが、実際に現地に行くことでどのような変化をもたらすのか、とても楽しみです。

まちとしぜん、2つのチームが描く広島の未来、来月以降も目が離せない展開となりそうです。