2024.10.17

高校

高校2年生研修旅行「カンボジアコース5日間」 3日目

期日:2024年10月15日(月)~10月19日(土)

3日目(10月17日)

朝食

朝食

9:00 バイヨン中学・高等学校との交流

本日はアンコール遺跡群から程近いアンコールクラウ村のバイヨン中学校・高等学校を訪問させていただきました。カンボジアでは都市部と農村部の教育格差が広がっており、10年前まで進学率10%程度で教育を受けることができない子どもたちが多くいたようです。日本の大学に留学経験のあるチア・テンノル理事長先生は、その現状を克服するため、日本をはじめ各国の団体から寄付を集め、1998年小学校、2011年に中学校を設立し、学校運営を始められたということでした。進学率も大幅に改善され、地域にはなくてはならない教育施設になっているとのことでした。理事長先生は、「今、カンボジアにとって必要なのは次世代を担う子どもたちの教育環境を整える」こととおっしゃていました。課題は、先生の確保と一番に挙げられ、e-Learningの導入などによりその課題解決を図っているとのことでした。生徒は、理事長先生からのお話を聞いて、改めてカンボジアの教育事情の課題と改善に向けてた取り組みについて学びました。
その後、代表生徒による各国の伝統文化の紹介と交流を行いました。

昼食

12:30 アンコールクラウ村訪問

15:30 アンコールワット・タプローム訪問

朝から降り続いた雨も上がり、夕方からカンボジア国旗の中央に国の象徴として描かれているアンコール・ワットを訪問しました。1992年に世界文化遺産に登録をされ、世界中からツーリストが訪れている魅力満載の寺院です。コロナ前は日本からの訪問客が多かったようですが、コロナ後は以前に比べて減少しているとのことでした。アンコール・ワットはヒンドゥー教寺院として創建され、いたるところに施されているレリーフが見事でした。生徒は、特に第1回廊の乳海攪拌の神話のレリーフ前でヒンドゥー教の世界観に浸り、天地創造や月食・日食の解説を聞き入っていました。残念ながら、今日が「仏足日」にあたり、第3回廊に登ることはできませんでしたが、夕日に照らされたアンコールワットの幻想的な雰囲気に生徒は酔いしれていました。
明日はアンコール・ワットの北側にあるバイヨン寺院で遺跡の修復作業に参加する予定です。

乳海攪拌のレリーフ

夕食

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