2023.10.19

高校

高校2年生研修旅行「沖縄コース5日間」 3日目、4日目

期日:2023年10月16日(月)~10月20日(金)

3日目(10月18日)

沖縄コースの3日目と4日目は、交流がメインとなります。アメリカンファミリーとの交流プログラム、SDGsを考える現地の方とお話しながらのフィールドワークとワークショップを楽しみました。
3日目となると、疲れが溜まってきているのではと心配になってきますが、朝ごはんもたくさん食べ、元気一杯の様子。心配は杞憂だったようです。ぜひとも今日の一日の活動で何か掴んでいってほしいと思います!!

【A団】美ら海水族館、SDGsプログラム
【B団】アメリカンファミリー交流プログラム
4日目はA団とB団のプログラムが入れ替わります。

▼6:30~朝食

美ら海水族館、SDGsプログラム

▼9:30~12:00美ら海水族館

まず最初に訪れたのは、みんなが大好きな水族館、美ら海水族館に行きました。色々な生き物や、その生き物にまつわる展示を見ながら、可愛らしい生き物に興味津々。各自写真を撮ったり、お魚さんとの2ショットを撮りながら楽しんでいました。大きなジンベエザメやマンタなどをはじめとして、ニモで有名なカクレクマノミや、ドリーで有名なナンヨウハギなどの小さなお魚さんまで沢山の生き物との出会いがありました。美ら海水族館ではこの沖縄近辺の海を、海の深さによって展示を分けており、沖縄近海の生き物の生態系を展示に落とし込んでいるようです。水族館での観光を楽しみにしていた生徒も多く、ウミガメやイルカ、マナティーなども見ることができ、イルカのショーを見ていた生徒からは大きな歓声が上がっていました。お土産も沢山買っていったようで、可愛らしいデザインのぬいぐるみを持っている生徒もちらほら、友達との思い出もたくさんできたようです。 

SDGsプログラム

SDGsプログラムとして「おきなわ世界塾」さんが主催される教育旅行プログラムに参加してきました。〜世界人コース〈水編〉〜を選択した生徒は浦添に、〜多文化共生コース〜を選択した生徒はコザに向かいました。フィールドワークをして地域的な目線で活動を行った後、ワークショップを通して考えを世界に広げていきました。

▼14:15~17:15 SDGsプログラム

世界人コース

世界人コースは浦添の「ハクソーリッジ」からフィールドワークが始まりました。激戦地であったこの場所には私達だけでなく、アメリカからの来訪者の方もいらっしゃいました。この土地の記憶に思いを馳せながらスタートし、沖縄の「水」事情について自分たちの足を使って見ていきました。各家庭にある貯水タンクや配水タンクを見ながら沖縄での水の貴重さを体感し、沖縄の昔ながらの町並みや伝統的な厄除け物、石敢當を見つけたりなど、より「沖縄」という土地に深く触れられたように思います。また、沖縄県浦添市最大の井泉である「仲間樋川」にも訪れ、この井泉の使い道や現地の方々が大切にしていることを教わり、「水」というものがいかに大切で、かつ神聖なものになりうることを学びました。
フィールドワークを終え、次はワークショップに参加しました。フィールドワークでは沖縄という地域により注目して活動をしましたが、ワークショップでは世界に一つ視野を広げて活動に取り組みました。いま自分がどういうふうに水を使い、どれぐらい使用しているのか。水資源に乏しい国はどんな工夫をしているのか、衣服にも着目して考えました。このように自身の頭で考え、自身の言葉で表現する機会が沢山あり、生徒の表情もとても活き活きとしているように感じました。生徒からは「昔の出来事やその当時の写真から状況を連想して考えていく上で、自分の考えだけでなく友達の意見や講師の方々の話を聞くことでより考えを深められました」とワークショップでも協創する力が身についてきているように思います。最後には自分とSDGsを結びつけ自分たちができることを探してもらいましたが、達成できればなにか自分の周りの世界が一つ変わっていくような意見が見られました。

多文化共生コース(コザグループ)

コザグループは、「チャンプルー文化」を学びました。「チャンプルー」と聞くと、沖縄料理で有名なゴーヤチャンプルを思い浮かべる方がほとんどだと思います。ゴーヤはみなさんご存知、苦味が魅力的な沖縄の野菜です。 
では、「チャンプルー」は何者なのか…「チャンプルー」というのは、沖縄語で「ごちゃ混ぜ」という意味になるそうです。 
コザはアメリカだけでなくフィリピンやインド、メキシコなど多くの国の人々が暮らす地域となっています。そのため、多くの国の文化と沖縄の文化がごちゃ混ぜになっており、どこか日本らしからぬ建物が建ち並んでいました。 
生徒たちは、実際にコザに長く住んでいる方にインタビューし、自分の耳で、目で異文化にふれあい、学びを深めたようです。

【B団】アメリカンファミリー交流プログラム

一方で沖縄県で国際交流のプログラム、企画などの運営をなさっている「JUST」さんのプログラムに従い、沖縄に住む外国人の方々と1日丸々使って交流を行いました。
流石に本校の生徒でも英語で全て会話して海外の方とコミュニケーションを取ることは少し自信がなかったようですが、話し始めるとあら不思議、凄く良い雰囲気で打ち解けているようでした。外国人の方のプロフィールをはじめとして、出身国の話や、文化の違いを通して、自分たちの知らない世界に飛び込んだようで生徒たちの表情は活き活きとしたものでした。また、今回の沖縄での研修旅行で行きたかったところも多数あるようで、その場所に連れてってもらった生徒たちもいるようでした。
生徒達の力で交流を!とのことでしたので、交流中は生徒の様子を見る事ができませんでしたが、迎えに行った様子を見る限り充実していたものであることは確かなようでした。他人との関わりを作る上で、大切なコミュニケーション能力。今回は語学もそうですが、それと同等に大切なものを生徒たちは掴んだようでした。