高校３年生は、５月２９日（月）７限目のＬＨＲの時間に、高校2年生をオーディエンスとして「ポスターセッション」を実施しました。
高校3年生は、高校１年生の時から平和学習のフィールドワークや被爆ピアノ演奏・沖縄戦についての平和集会、そして高校2年生での研修旅行（事前発表会も）などを通して考えたこと（インプットしたこと）を、高1・高2の3学期にそれぞれ自分の言葉でまとめ、英語で表現（アウトプット）するという取り組み「英語スピーチコンテスト」を行ってきました。

これらの取り組みは、全て本校の目的である「グローカル・イノベーション・リーダー」としての資質を育成するということを目指して行ってきたことです。
その最後のまとめとして、高校3年生では、高校2年生に向けてポスターセッションという形で自分たちが学び、考えてきたことを次の世代へと伝えていきます。
このポスターセッションのポスター作製は、2年生の終わりから何度かに分けて行ってきました。最初はどのようにまとめていいか悩んでいた生徒たちも、同じ班のメンバー（このメンバーは研修旅行からずっと一緒に活動しています）と話し合うことで、少しずつ形が明確になり、最後はどの班も趣向を凝らしたポスターが出来上がりました。

5月15日（月）7限のLHRでは、各班ごとに教室でリハーサルを行い、先週5月24日（水）には、体育館で高校3年生だけのリハーサルを行って本番に備えました。

本番である今日は、最初は高校3年生だけが体育館に集合し、準備と最後の打ち合わせを行いました。その後、少し遅れて2年生が体育館に入り、いよいよセッションの開始です。
体育館には高校2年生・3年生合計500人余りが集合してのセッションとなり、その眺めは圧巻でした。
セッションは高校3年生を班ごとに３つのグループに分けて、合計3回行いました。2年生には3班分の感想を記録してもらい、終了後にGoogleフォームに入力して送ってもらいました。 セッションも、事前に原稿を作ってきてしっかりと説明をしている班もあれば、高校2年生の数に圧倒されたのか、とても緊張して発表している班もありました。
この日のために、高校3年生はいろいろと準備をしてきました。思えば1年生の時から2年間にわたり様々な取り組みをしてきました。全ては、このポスターセッションにつなげるためのものでした。そして、今日の3年生の姿は、きっと2年生の印象に残り、次の世代へと受け継がれていくものと思っています。
高校3年生は、来週のLHRからは、いよいよそれぞれの進路実現に向けた「入試形態別学習会」が始まります。本格的に進路実現に向けてのスタートです。
いろいろと大変のことがあるとは思いますが、これまで頑張って来た自分たちの力を信じて、進路実現を果たしてもらいたいと思います。