2023.12.27

学修 担当:石田

第4の炭素資源を用いたジャム探究

キャッサバとは、主に熱帯で栽培されている農作物で、イネ、トウモロコシ、コムギに次ぐ第4の炭素資源としてSDGsの観点からも注目されています。 高校2年探究の授業においてキャッサバの栽培を実施していることは、先日のブログで報告しましたが、栽培と並行して生徒たちはグループ単位で“キャッサバ芋を用いた食品開発”に取り組んでいます。複数のグループが食品開発に取り組んでおり、ドーナツ、お好み焼き、ハッシュドポテトなど様々な食品へのキャッサバ芋の応用について日々研究しています。
あるグループは1学期からキャッサバ芋を用いたジャムの開発に取り組んでいました。原材料の選定や調節、製造方法の確立に多くの時間を費やした結果、本校産のキャッサバ芋にパイナップル合わせたジャムレシピを完成させることができました。その後、生徒考案のレシピに基づいたジャム製造を校外の施設に依頼しました。
11月、ついに15瓶(100g/瓶)のジャムを完成させることができました。商品名も生徒自身が考案し、原材料にちなんで『キャパジャム』と名付けられました。商品ラベルも生徒自身が描きました。

12月17日(日)に開催されたひろしま朝市感謝祭にて試験販売を実施したところ、完売することができました。キャパジャムをご購入してくださった皆様、ありがとうございました。来年2月開催のひろしま朝市において、本格的な販売を行う予定です。キャッサバ芋のジャムにご興味をお持ちの皆様、ご来店をお待ちしております!
キャッサバ苗をご提供してくださった矢賀飯田農園様(広島市東区)、キャパジャム製造にご協力してくださったふなき福祉園様(広島市安佐南区相田)に心よりお礼申し上げます。