2023.03.15

その他 担当:北尾

強い想い、その炎は夢をかなえて

3/8(水)正午過ぎ、私のもとに昨年度、担任をしていたある生徒から連絡が届きました。そこには「広島大学医学部医学科 合格」という画像が添えられていました。その瞬間、私の心に満開の桜の花が咲き、また、たくさんの先生方がともに歓喜に震えた瞬間となりました。

先日、協創1期生の卒業生(2021年度卒業)が、広島大学医学部医学科の合格報告をするために、学校に来てくれました。校長先生をはじめ、お世話になった先生方に嬉しそうに、少し照れながら合格通知とともに報告をしてくれました。また、同じ大学の学部・学科を志望している後輩の質問にも自分の体験談を交えながら的確にアドバイスをしてくれました。

現役時代、国公立大学後期試験まで受験し、第一志望ではないものの見事に合格を掴み取ったのにもかかわらず、彼の「医者になりたい」という強い想いの炎は消えることがありませんでした。そのため、彼はこの夢を実現させるために予備校で学ぶことを決心しました。彼が挑んだこの1年、その努力は並大抵のものではなかったと思います。

今回、彼からたくさんの話を聞くことができました。この1年を通して、様々な場面で躓くことがあり、辛酸を舐めたこともあったようです。しかし、失敗するだけではなく、そこから多くのことを学び、それを糧として、学習を続けてきました。失敗から決して目を背けず、できるまでとことんやり込む彼の姿勢が、今回の素晴らしい結果に繋がったのでしょう。

「おめでとう!よく頑張ったね!」 安堵の表情を浮かべながら微笑む彼を目の前して、これくらいしか言葉にすることができないほど、大きな喜びと感動で胸がいっぱいになりました。そして少しだけ逞しくなった彼のことを、担任としてとても誇らしく感じた瞬間でもありました。

余談にはなりますが、学習や進路のことでたくさんお世話した分、体調を崩したときはたくさんお世話をしてもらおうと思っています。

最後にもう一度、「合格、おめでとう。」

校長先生に報告

同じ大学の学部・学科を志望している後輩がインタビュー