2023.04.13

行事 担当:藤島

中1 三滝宿泊研修⑥ 五感活性化プログラム

研修2日目は五感活性化プログラムです。三滝少年自然の家から宗箇山に向かう登山道脇に自生する熊笹から作る「熊笹茶作り」と「”段ボールピザ窯を使って、ピザ生地から作る”ダイナミックピザ作り!!」の2本立てでした。五感をはたらかせながら協働で取り組むこのプログラムには中学3年生のリーダー研修を受けたリーダー8名が1年生の支援に駆けつけてくれました。思い起こせば2年前、今日参加した3年生が1年生の時の宿泊研修に始めて3年生リーダーが参加し、先輩との縦の交流が始まりました。その時に大きく、輝いて見えた3年生が憧れとなり、自分たちも最上級生になったらリーダーとしてこの活動に参加したいという強い思いを持って来てくれたリーダー達です。真のリーダーとはどのような言葉がけをするのか、1年生に気付かせる活動について学んできた3年生と1年生の協働プログラムでどんなハレーションが起きるのか、楽しみな1日となりました。

さて、本日の五感活性化プログラムでは、最初に熊笹を採取しに行きました。意外と見落としがちな熊笹ですが、注意して登山道を進むと案外多いことに気付かされます。昨日の悪天候とは打って変わり、木漏れ日の射す清々しい林の中で熊笹を見つけていました。林の中で嗅ぐ新緑の香りや熊笹の手触り、ほんのり苦味のある熊笹茶の味など、日常では体験できない五感をフル活用させた取り組みとなりました。

登山道をすすみます

自家製の段ボール窯作りはピザ作りのキモです。燃えやすい部分をアルミ箔でうまく覆わなければなりません。途中、意見の相違や経験の違いなどで思うように進まない場面もありましたが、この研修を通じて学んだ探究力とコミュニケーション力を活用してうまく進めることができました。今年度初めて取り入れたのが、生地作りからピザを完成させることです。薄力粉にぬるま湯を3回に分けて足してこねたり、発酵を促すために15分寝かせたり、生地の手触りや感触の変化が楽しくてたまらないようです。途中工程が増えた分だけ作業の複雑さが増しましたが、3年生の気付かせる支援型のリーダーシップによりスムーズに作業が進んでいったようです。自分たちが生地から作ったダイナミックピザの味は格別のようでした。

五感を活性化させ、創造力を育むプログラムにより、1年生は協創人へのスタートを切りました。

段ボールピザ窯作り

ピザ生地つくり

中3研修リーダーが見守ります

苦労して完成したピザの美味しさに笑顔がこぼれます