2026.10.29

中学 高校

2026年度 教職員研修会「生徒の主体的な学び」を目指して — 公開研究授業に向けて —

10月28日(水)、コアネット教育総合研究所の福本様にご来校いただき、公開研究授業に向けた教員研修を実施しました。
今回の研修では、各教科で作成している学習指導案をもとに、生徒の学びをより深める授業を目指して、内容の見直しや改善に取り組みました。

本校では、生徒が主体的に学びを選び、実践し、仲間とともに高め合う授業づくりを目指しています。
その実現に向けて、生徒が自分で考え、友だちと関わりながら学び、学習を振り返ることを大切にしています。
今回の研修では、こうした学習活動を通して、生徒にどのような成長を促したいのか、また、そのために教員はどのような支援を行う必要があるのかについて、改めて考えました。

研修では、まず、本校がこれまで取り組んできた授業改善の方向性を確認しました。
目指しているのは、単に学習活動を増やしたり、グループで話し合う機会を設けたりすることではありません。
生徒が自ら考え、学びを深めていく姿を実現することです。そのためには、生徒が自分の考えを持って学習に取り組むこと、友だちの考えと比較したり、互いに説明し合ったりすること、そして、学習を通して何が分かったのか、自分の考えがどのように変化したのかを振り返ることが重要になります。

続いて、各教科の学習指導案について、五つの視点から検討を行いました。
具体的には、
  1. 生徒にどのような姿を目指してほしいのか

  2. その姿に近づくためにどのような課題を設定するのか

  3. 課題を解決するためにどのような学習活動を行うのか

  4. 学習活動を支え、促すために教員はどのように働きかけるのか

  5. 授業を通して生徒にどのような変化が見られたのかを、どのように捉えるのか、という視点です。

これらの視点を一つずつ確認するだけでなく、それぞれがつながり、生徒の学びの深まりにつながる授業になっているかという点を大切にしました。 生徒に身に付けてほしい力を明確にし、その力を育むための課題や学習活動を考え、教員の働きかけによって生徒の学びを支える。そして、授業の中で生徒がどのように考え、何を学び、どのように成長したのかを捉える。この一連の流れを意識しながら、各教科で指導案のブラッシュアップを進めました。
研修の中では、教科ごとに指導案を見直し、福本様からいただいた助言をもとに、授業のねらいや学習活動、教員の働きかけなどについて意見を交わしました。同じ教科の教員同士で考えを共有することで、自分たちの授業を改めて見つめ直すとともに、よりよい授業に向けた具体的な改善点を整理することができました。

授業づくりにおいて大切なのは、教員が教えたい内容を伝えることだけではなく、生徒がどのように考え、どのように学びを深めていくのかを考えることです。 生徒一人ひとりが自分で考え、試行錯誤し、仲間の考えから新たな気付きを得られるようにするためには、課題の設定や学習活動の工夫に加え、教員の適切な声かけや支援も欠かせません。 今回の研修は、そうした授業づくりの基本に立ち返り、各教科の実践をさらに充実させるための大切な機会となりました。
本校では、公開研究授業に向けた準備を通して、教員自身も互いに学び合い、授業改善を進めています。公開研究授業当日には、これまでの取り組みを生かし、生徒が主体的に学び、仲間と関わりながら成長していく姿を実現できるよう、引き続き準備を進めていきます。
これからも、生徒の成長を第一に考え、教員も共に学び続けながら、一人ひとりの可能性を引き出す授業づくりに取り組んでまいります。