2026.07.17

中学 高校

芸術鑑賞会:魂を揺さぶる響きと一体感!「あべや」の皆さんと五感で楽しむ古典芸能

7月15日(水)、上野学園ホールにて芸術鑑賞会を開催いたしました。今年度は、日本の伝統文化に直接触れることで地域に根ざした文化への理解と敬意を深め、さらにはその素晴らしさを世界へ発信できる視野と感性を育むことを目的として、津軽三味線民族音楽ユニット「あべや」の皆さんをお迎えしました。
お迎えした「あべや」の皆さんは、津軽三味線全国コンクールで優勝経験を持つ阿部金三郎・銀三郎兄弟を中心に、名を馳せる若手奏者で結成された最先端の民族音楽ユニットです。

放送部のスムーズな司会進行で会がスタートすると、冒頭、白岩校長から生徒たちへメッセージが送られました。
「生の演奏を肌で聴く機会は滅多にない、大変貴重なものです。今日の演奏は皆さんの『心の栄養』となります。一瞬一瞬の響きや空気感を聞き逃さないよう、五感を研ぎ澄まして楽しんでください」という言葉に、会場の期待感が高まります。

幕開けを飾る『白虎行列』では、事前に抽選で選ばれた4名の生徒があべやの皆さんと共にステージに登場!事前の入念な動きや所作の確認では、慣れない大舞台にとても緊張していた生徒たちでしたが、本番では堂々とした姿で会場を一気に盛り上げてくれました。トークコーナーではこの4名も参加し、あべやの皆さんの軽快なパスを受けて、自身の学校生活や将来の夢を熱く語る逞しい一面も見られました。

中学生・高校生にとって「三味線」や「民謡」は普段あまり馴染みのないジャンルのため、最初はどこか緊張した面持ちで真剣に聞き入っていた生徒たち。しかし、そんな雰囲気をあべやの皆さんの巧みなトークが鮮やかに解きほぐしていきます。
会場全体のテンションを確かめる「元気確認システム」という名の、各学年対抗の「こんにちは」合戦が始まると、会場のボルテージは急上昇!各学年が負けじと大きな声を響かせ、最後には先生チームが「雄叫び」とも言えるほどの熱い挨拶を披露すると、ホール全体が大きな笑いと一体感に包まれました。

エンターテインメントとして純粋に楽しむ一方で、古典芸能についての教養を深めるプログラムも用意されていました。三味線の歴史や構造の特徴をはじめ、楽譜が「数字」で表される独特な読み方であることなど、分かりやすい解説を通して日本文化の奥深さを学びました。

ステージが進むにつれ、拍手や笑い声、笑顔の輪はさらに広がっていきます。金三郎さん・銀三郎さん兄弟による『曲弾き合戦』では、実際のコンクールさながらの白熱したバトルが展開され、生徒たちも自分の感性のままに「金ちゃん!」「銀ちゃん!」と大声援を送り、会場の盛り上がりは最高潮に達しました。
続く民謡歌唱では息の合った手拍子とお囃子(かけ声)が響き渡り、『銀ちゃんソーラン』では我先にとたくさんの生徒が壇上に駆け上がり、あべやの皆さんの圧倒的な演奏に身を任せて力強くソーラン節を踊りきりました。

熱狂の『津軽じょんがら節』でプログラムが締めくくられた後も、会場の興奮は冷めやりません。生徒会長の鈴木くんによる力強いアンコールのかけ声に応え、あべやの皆さんがもう一曲を特別に披露してくださると、会場全体が割れんばかりの拍手喝采となり、感動のままに幕を下ろしました。
当日の演目
一.白虎行列 
二.竹風(尺八独奏) 
三.青くとも紅く(津軽民謡組曲) 
四.嵐 
五.曲弾き合戦 
六.日本の民謡メドレー 
七.牛深ハイヤ節 
八.銀ちゃんソーラン 
九.津軽じょんがら節
生徒の感想文 ※一部抜粋
今日の芸術鑑賞会では、あべやの津軽三味線の演奏を鑑賞しました。私は津軽三味線を生で聴くのは初めてだったので、最初は古典芸能ということで静かな演奏を想像していました。しかし、実際に演奏が始まると、力強く迫力のある音色が会場いっぱいに響き、とても驚きました。特に、速いリズムで演奏する場面では演奏者の息がぴったり合っていて、会場全体が盛り上がり、見ている私も自然と引き込まれました。また、手拍子や掛け声などで観客も参加できる場面があり、一緒に演奏をつくり上げているような気持ちになれて、とても楽しかったで す。演奏だけでなく、トークも面白く、会場の雰囲気がさらに明るくなっていたことも印象に残っています。津軽三味線は難しく堅いイメージがありましたが、実際に鑑賞してみると、とても親しみやすく、幅広い世代が楽しめる伝統芸能だと感じました。今回の鑑賞会を通して、日本の伝統文化の魅力や音楽の楽しさを改めて知ることができ、貴重な時間になりました。これからも機会があれば、さまざまな伝統芸能に触れてみたいと思います。