2026.03.06

高校

■地域連携■「便利」を「喜び」に変えるお手伝い。地域と共に歩むスマホサポート

地域連携事業の一環として、ソフトバンク(株)と連携し第6回目となる「スマホ相談会」を開催しました。

スマートフォンは非常に便利なツールですが、シニア世代の方々にとっては「何ができるのか」が分かりづらく、その恩恵を十分に受けられていない現状があります。本当に必要な時(例えば災害時など)に使いこなせないといった「情報格差」を埋めること。そして何より、スマホを通じてコミュニケーションを育み、地域の人々と繋がる社会の輪を広げること。
この二つの大きな目的を生徒たちと再確認し、相談会はスタートしました。

事前勉強会

受付

回を重ねるごとにこの会の認知も広がり、今回も多くのリピーターの方々が足を運んでくださいました。
「久しぶりね、元気だった?」と、親戚のように生徒へ温かく声をかけてくださる地域の方の姿は、この活動が単なるボランティアを超え、継続的な「居場所」になっていることを物語っています。
 
スマホは使えば使うほど、新しい疑問が湧いてくるものです。生徒たちはその一つひとつに丁寧に耳を傾け、解決の糸口を一緒に探ります。
今回も大切にしたのは、「帰ってからも一人で使えること」。生徒は教えるだけでなく、シニアの方のメモを一緒にチェックし、「どう書けば後で読み返した時に分かりやすいか」という言葉選びのアドバイスまで送っていました。

この相談会の醍醐味は、スマホの操作説明だけでは終わらないところにあります。
お孫さんの写真を嬉しそうに見せてくださるシニアの方。
それに応えるように、普段の生活や時には「恋愛相談」まで打ち明ける生徒。
お互いの趣味の話で盛り上がり、世代を超えて共感し合う姿。
 
会場のあちこちで見られたのは、教える側・教えられる側という垣根を超えた、人と人としての等身大の交流でした。スマホという道具がきっかけとなり、地域の輪がまた一回り大きく広がった瞬間でした。

「便利さ」が「安心」に変わり、さらには「楽しさ」へと繋がっていく。
スマホ相談会を通じて生まれるこの循環は、シニアの方々だけでなく、地域の大先輩から知恵や元気をもらう生徒たちにとっても、かけがえのない成長の場となっています。
 
デジタルな操作の先に、アナログで温かい「心の繋がり」がある。
これからもスマホという小さな窓を通して、地域全体がもっと明るく、もっと身近に繋がれるような活動を続けていきたいと思います。