本校の高校2年生の探究活動では、社会とつながり、貢献するプロジェクトをグループごとが行いながら学びを深めています。
2年2学級のあるグループは「地域スポーツを通じた世代間交流の促進」をテーマに探究を進めており、生徒たち自身が広島市ペタンク協会の方へアポイントをとり、協会の方々を学校にお招きしてご指導いただきました。ペタンクは、フランス発祥のニュースポーツで、年齢や体力、国籍に関係なく誰もが楽しむことができる競技です。
生徒たちは事前にルールを調べ、2カ月にわたって何度も練習を重ねて準備していましたが、協会の方から直接指導を受ける中で、それを上回る競技の奥深さに気づきました。とくに、作戦や投げ方の多様さ、わずかなボールの動きの差で勝敗が変わる繊細さに驚きながらも、チームで戦略を立てて競い合う楽しさに気づくことができました。

生徒からは「ペタンクを体験して、想像していた以上に戦略など奥が深いスポーツでした。わずかな力加減や投げる角度で結果が大きく変わるため、集中力と判断力が求められ、仲間と意見を出し合いながらプレーをする中で、協調性と考える力の大切さを学びました」という感想もありました。 今回の取り組みは、探究テーマの深化だけでなく、自ら動き、社会に働きかける経験にもなりました。今後は、この学びをもとに、地域イベントでの交流など、実際のアクションへと発展させていく予定です。世界の人々と生涯にわたって楽しむことができるペタンクの深さや可能性について、探究を深めていくとともに、今後も当グループの情報を発信していきます。