2025.07.30

高校 クラブ

【バトン部】第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025)出演しました

7月26日(土)~7月28日(月)の香川県高松市で開催された、第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025)のパレード部門とマーチングバンド・バトントワリング部門に、本校バトン部11名が参加しました。

26日は、比治山女子中学・高等学校バトン部11名と合わせて、計22名で広島県合同バトンチームとしてパレード部門に参加しました。夕方ですが、日差しはまだ強く、とても暑い中ではありましたが、広島国際学院中学校・高等学校吹奏楽部の演奏に合わせて、パレードを行うことができました。沿道には、広島から駆けつけてくださった多くの保護者の方々がいらっしゃり、熱い声援を送ってくださいました。

27日は、次の日のための練習やリハーサルを行いました。リハーサル時間も限られているため、その時間以外は、近くの公園で練習を行いました。
28日は、マーチングバンド・バトントワリング部門の本番の日でした。近くの小学校で練習した後、場所を移動し、最後の練習をしました。
本番の会場には、パレード部門のとき以上に多くの生徒のご家族や、バトン部のOGの方々が応援に駆けつけてくださいました。今回は残念ながら賞には届きませんでしたが、全体としてはとても魅力的な演技ができたと思います。一方で、思い通りの演技ができなかった生徒の中には、悔しさから涙を流す姿も見られました。その様子を見たOGの方々が、温かく励ましてくれていました。

夜の反省会では、下級生から順に一人ひとり反省点を話しました。比治山女子中学校・高等学校の高校3年生は今回参加していないので、最後は、本校バトン部部長の福田さん(高3)が、今日までの思いを語ってくれました。
「自分が高校3年生で最上級生ということもあって、全員で最高の演技ができるように、他校の生徒にも遠慮せず、演技のことについて厳しく注意する場面もありました。本当にごめんなさい。でも、人に注意する以上、自分は絶対に失敗できないというプレッシャーもあり、それが正直つらかったです。」と話してくれました。
比治山女子中学校・高等学校バトン部の部員からは「そのことで嫌になったことはないです。注意してもらってありがたかったです。」と涙をながしながら話してくれました。みんな、人の思いを感じ取ることができる良い生徒さんばかりでした。部長の福田さん(高3)は、自分の立場と責任をしっかりと理解し、時には厳しいことも言わなければならない場面においても、その役割を果たしてくれました。大人でもなかなかできないような判断と行動を、自分なりに考えて実行していた姿は、本当に立派だったと思います。さすが、本校バトン部が誇る自慢の部長です。

この大会を終えると、次は中国大会に向けての挑戦が始まります。今回ともに演技を披露した両校は、次の大会ではライバルとして競い合うことになりますが、今回の経験を糧に、互いに切磋琢磨しながら、より高いレベルでの演技を目指してほしいと思います。
これまで応援してくださった皆様、当日ご来場いただいたご家族やOGの皆様、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。