2025.07.27
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日本語・日本文化セミナーに参加の外国人留学生に向けて、日本文化体験を実施しました
7月9日(水)の午後、広島修道大学が主催する「日本語・日本文化セミナー」に参加している外国人留学生が本校を訪れ、授業参観や茶道体験を実施しました。このプログラムにはアメリカ合衆国やイギリス、大韓民国など、5か国から22名の外国人留学生が参加しました。この体験プログラムは本校と広島修道大学における中高大連携の国際交流・異文化体験プログラムの一つであり、留学生たちは日本文化の体験を、本校の生徒たちは外国の方との交流やコミュニケーション力の向上を目的として実施しています。
授業参観
今回は7限の時間に中学1年生から高校2年生の5つの学年のすべての授業を対象とした授業参観を実施しました。今回参加した留学生たちはそれぞれの国で日本語や日本文化を学んでいるため、日本の中高生がどのような学校生活を送っているのかということにとても強い興味や関心を持って来校していました。そのため、授業を参観しているときは、例えば数学や理科で教え方にどのような違いがあるのか、ということや、国語の授業ではどのようにしてことばや文学を学ぶのかということを熱心に観察している姿が見られました。中には、一緒に授業 に参加し、問題を解いたりディスカッションしたりする場面もあり、生徒たちにとっても、とてもいい刺激のある時間だったように感じます。
茶道体験
放課後には茶道部によるおもてなしや実際にお茶を点てる経験をする日本文化体験を実施しました。茶道部の生徒や先生による日本語の説明にも熱心に耳を傾け、初めての呈茶を楽しみました。中にはお茶の苦みが苦手で手が止まってしまう留学生もいましたが、ほかの留学生と「これも日本文化ですね!」と会話を交わしながら、和やかに体験に臨んでいました。
昨年度は悪天候のため、残念ながら生徒との交流ができなかった文化体験ですが、今年は授業参観や茶道体験を通してたくさんの生徒たちが外国人留学生と交流する機会を得ることができました。また来年度、たくさんの外国人学生の方々と生徒たちがこれらの活動を通してお互いの気持ちを通わせる機会ができたらと考えています。