５月２９日（木）、高校１年生が、広島修道大学を訪問しました。 この取り組みは高大連携の一環として、毎年「大学入門」の位置づけで行っているもので、生徒にとっては実際の大学の雰囲気を体感し、進路について考える貴重な機会です。

最初のプログラムでは、竹井光子副学長より「大学とは」と題したご講演をいただきました。Kahoot!というクイズアプリを使って修道大学に関するミニクイズを実施し、全員参加型の形式に生徒たちは大盛り上がりでした。
「大学のイメージとは？」という最後の質問には、「自由」「楽しそう」「勉強」「研究」など、さまざまな意見が生徒から出てきました。竹井先生からは、高校と大学の違いや大学での学びのスタイル、授業の種類（大講義・ゼミ）などについて、丁寧なご説明をいただきました。また、課外活動や地域貢献、留学などの国際交流についてもご紹介いただきました。

講演の締めくくりでは、「大学は社会に出る前の準備機関であり、社会に求められる人材を育成する場」であることが強調されました。企業が採用時に重視する「主体性・実行力・傾聴力」を養うため、修道大学でもさまざまな教育方針を設けているとのことです。高校生のうちから「探究力」と「言語化する力」を意識して身につけてほしい、というお話も印象に残りました。

続いて、「先輩に聞いてみよう！」というプログラムでは、協創高校の卒業生で現在広島修道大学で学んでいる3名の先輩方にご登場いただきました。

• 渡部さん（人文学部教育学科・1年生）
• 渡部さん（国際コミュニティ学部地域行政学科・3年生）
• 高橋さん（商学部商学科・4年生）

それぞれの大学生活や高校からの違いについて、率直でリアルな体験を語ってくれました。履修登録に戸惑いながらも、仲間と助け合って乗り越えた話、大学の自由と責任、自主性の大切さ、講義の違いやグループワークの楽しさ、アルバイト・国際交流・サークルなど充実した生活の様子など、生徒たちは興味深く聞き入っていました。

その後は入学センターの方から、修道学園の歴史、大学の卒業生の活躍、学内施設の充実、国際交流プログラム、サークル活動などについて、写真を交えながらわかりやすく説明していただきました。全学部の紹介もあり、生徒たちは大学についての理解をより深めることができました。

キャンパスツアーでは、広い大学内を地図を片手に見学。各所では、修大協創高校卒業生の現役大学生が案内役として説明してくれました。同じ学び舎で過ごした先輩の言葉は、生徒たちにとって特に心に残ったようです。大学生活の具体的なイメージを持つきっかけとなりました。

最後は、待ちに待った昼食タイムです。たくさんの学食の中から好きな場所を選んで食べられる自由な雰囲気に、生徒たちも大満足。一番人気はアルカディアでしたが、マリオのレストランにも長い列ができていました。デザートまで楽しむ生徒の姿も見られ、大学の「キャンパスライフ」を実感できる時間になりました。

大学訪問のあと、生徒たちは振り返りを行い、さまざまな感想を書いてくれました。以下に一部をご紹介します。

• 主体性を持って自分から進んで取り組み、周囲の話をよく聞いて柔軟に行動できる人になりたいと思った。
• 大学はただ専門分野を学ぶ場ではなく、社会で必要とされる人材を育てる場であり、授業だけでなく課外活動やアルバイトを通して“社会”を学べる場所だと感じた。学生は自由でのびのびとしていたが、自分に必要なことを考えながら生活していて、かっこよかった。

今後の進路選択に向けて、生徒たちは多くの学びと刺激を得ることができた一日となりました。広島修道大学の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました。