2024.09.26

高校

高校3年修大コース探究 他校との遠隔発表

▲徳之島高校 パンフレット作成の発表

9月24日(木)1・2限目、高校3年生の探究の授業で他校との合同発表会を実施しました。
広島修道大学人文学部の永田成文教授のコーディネートのもと、徳之島高校(鹿児島県)と尾鷲高校(三重県)とZoomでお互いの探究成果を発表しました。
今回の発表のテーマは「観光を通した地域の持続可能性を考える」で、各校の代表生徒たちが地域の観光資源を活かしたまちづくりを持続可能なものとしていくための方策について、プレゼンテーションを行いました。
 
徳之島高校からは、観光資源の写真を活用したマグネット作りやパンフレットの作成、闘牛をPRする動画作りなどの発表がありました。
尾鷲高校からは、地域の観光資源のPRがありました。
本校からは、
①「芸州坂うどん」を活用した坂町の地域活性化
②外国人観光客に向けた広島のPR方法
③楽々園地区の課題と地域活性化
について発表しました。
 
他県の高校生たちが地域の課題を自分事としてとらえて活動している姿を見て、大きな刺激を受けたことと思います。本校の生徒たちもグローカル・イノベーション・リーダーに向かって成長していく過程で、地域社会に主体的に参画できる力を身につけるために貴重な機会となりました。

スクリーン中央:広島修道大学人文学部 永田成文教授

他校の発表を聞いてメモをとる生徒

他校の発表に質問中

他校の生徒から本校発表者へ質問中

①「芸州坂うどん」を活用した坂町の地域活性化について発表した糸原さんの感想

昨年度に続き2回目となる徳之島高校、尾鷲高校との遠隔会議に参加させてもらいました。観光というテーマを元に、地元坂町にしかない観光地、行事などの魅力を他校の生徒に伝えることができました。また1学期から参加しているこども食堂の現状や、自分自身が感じたこども食堂の意義について発表しました。こども食堂は年々増加傾向にあります。しかしその一方で、人員不足や運営費がまかないきれていないという課題もあります。これからの活動では、フードボランティアとして特産品をこども食堂に提供することで、坂町のPRにつなげていこうと考えています。

②外国人観光客に向けた広島のPR方法について発表した太田さんの感想

今回の発表で、他の学校の方の意見などを聞き、それぞれの地域によって取り組みがあることがわかりました。私が今回の発表で力を入れた部分は、より多くの外国人観光客の方に広島の魅力を知ってもらい、楽しんでもらえる方法を考えた点です。
外国人観光客に聞いた広島の魅力と広島に住んでいる私達がおすすめする魅力との間には、ギャップがあることが実際にインタビューをすることでわかりました。また日本に訪れる外国人は、日本や広島のことが大好きで、広島のことをもっと知りたいと思ってくれている人たちが多いということに気づきました。今後、私はまず観光会社に連絡して観光業界の方たちの力を借り、PRチラシを作成し、ボランティアで配布していきたいと考えています。次も広島で観光したいと思ってもらえるようなPRチラシを作り、広島の観光業の可能性を広げていきたいと思います。

③楽々園地区の課題と地域活性化について発表した野曽原さんの感想

楽々園地域の交通インフラの課題解決に向けた発表をしました。楽々園について調べていくと、新しく建てられたマンションや住宅街などによる人口の増加があるにもかかわらず、現在のバスは少なく、時刻もばらばらで、路線もとても少ない事が分かってきました。発表していくにあたっては、他者に自分の思いを伝えるために、図や写真を用いながら見やすいスライドづくりをしようと心がけました。クラス内や他校に向けての発表を経て、探究活動にさらに積極的に取り組んで、自分の地域の発展のために行動していきたいと考えました。