2024.09.20

中学 高校

2024年度 教員研修「第2回ルーブリック研修」を行いました

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「課題解決する力」・「協創する力」・「社会参画する力」・「自己実現する力」という4つの力の定着を目指すには、質の高い教育を実現することが求められます。この実現に向けて、教員一人ひとりの能力と意欲の向上を図り、学校の教育力を高める人材を育成するための取り組みの一つとして、定期的に教員研修を実施しています。 

2024年度第2回ルーブリック研修を実施しました。ルーブリックとは、学習の到達度を評価するために用いる評価ツールです。本校の教育目標は「グローカル・イノベーション・リーダーの育成」であり、その目標の達成のためには、「課題解決する力・協創する力・社会参画する力・自己実現する力」の4つの力の定着を目指しています。ルーブリックを用いた評価により、4つの力の定着の度合いを確認していくことは非常に重要です。

本校では、4年前からルーブリックによる指導と評価の一体化に取り組んでいます。そのルーブリックの運用の鍵の一つとして、定期的なルーブリックの見直しが授業の改善や行事の見直しにつながる貴重な機会になることが挙げられています。

今年度は「新協創ルーブリック」へのアップデートを進めています。この新協創ルーブリックは、ルーブリックの見える活用を目指しています。サポートしてくださるのは中山芳一先生です。中山先生は非認知能力研究の第一人者であり、ルーブリックを用いた評価項目の構築に向けて、教員と生徒の双方にご助言をいただいています。

4月に実施した第1回ルーブリック研修では、教員からルーブリックの改良に関する意見を集め、5月には代表生徒によるルーブリックの活用に関する話し合いを行いました。生徒と教員の意見を融合し、「新協創ルーブリック」として再構築しました。7月には、完成した「新協創ルーブリック」を用いて自己評価を行い、その結果をまとめて「2学期以降の展望」として明文化しました。

本日の研修では、この「2学期以降の展望」を具体化するため各学年団で生徒に育んでほしい4つの力について話し合いました。私たちは、この目標に向かって、学年団ごとに生徒の成長を支援していきます。
このように「新協創ルーブリック」は、今後も生徒の成長のために多くの場面で活用していく予定です。

岡山大学教育推進機構 准教授 中山芳一先生