2024.07.13

中学 高校

2024協創フォーラム 演劇「父と暮せば」を上演しました

協創フォーラム
本校関係者や地域の方々に講演や演奏、上演など「上質なもの」を提供するために始まった「協創フォーラム」。今回は井上ひさし作の戯曲「父と暮らせば」を上演しました。
今回は2年前アステールプラザで上演された「ゴツプロ!/青春の会」をお招きしたのですが、娘の美津江役は本校卒業生の中薗菜々子さんが演じました。
原爆に生き残ったことを悔いている娘をおもんぱかって幻となって現れた父竹造。自分を責める美津江に「わしの分まで生きてちょんだい」とはげまします。お互いを想う父娘の姿に会場のあちこちからすすり泣きが聞かれました。
心洗われる時間をいただいた「青春の会」のみなさん。また朝の連続ドラマ出演を目指し、演劇の世界で日々精進している中薗さん。お礼と共に今後のご活躍を願っております。

「父と暮せば」

原爆投下後の広島を舞台にした二人芝居。広島で一人だけ生き残った負い目から「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」と恋を禁じた娘美津江のもとに、 亡くなった父親竹造の幻が現れて「わしの分まで生きてちょんだい」と励まし、見守る物語。

キャスト

佐藤正和(さとうまさかず)【父・竹造 役】

1970年大牟田市生まれ。不知火小→延命中→三池高校と大牟田で育つ。成城大学入学時に入部した演劇部で、現在では脚本家・映画監督としても活躍中の福田雄⼀と出会い、コメディ劇団・ブラボーカンパニーの旗揚げ に参加。卒業後は約3年のサラリーマンを経て本格的に俳優活動を開始する。2015年に役者仲間と劇団・ゴツプロ︕を旗揚げし、台湾での公演も行っている。演劇をより多くの人に気軽に楽しんでもらいたいという思いから、2020年に個人のユニット「青春の会」を立ち上げ、プロデューサーとしての活動も開始。現在まで90本以上の舞台作品に出演。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズ、「半沢直樹 2」、WOWOWハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」などにも出演。

中薗菜々子(なかぞのななこ)【娘・美津江役】

1997年広島県廿日市市生まれ。本校卒業後、19歳で北九州芸術劇場主催、作・演出ノゾエ征爾のオーディションを受けたことがきっかけで演劇を始める。その後上京し、翌年、はえぎわ20周年本公演出演を機に本格的に演劇活動がスタート。2020年、コロナ禍に「誰かの前を向く力になりたい」と、「ゾノノキカク」を立ち上げプロデュース企画を始動。第⼀弾は本多劇場グループ協力のもと、二人芝居で地方公演も成功させ、2022年には初の一人芝居に挑戦。2023年にはG7広島サミットPR動画のナレーションも担当した。

学校長から感謝のことば

高校生徒自治会から花束贈呈

記念撮影
右から佐藤正和さん、高校生徒自治会2名、中薗菜々子さん

記念撮影
左:中薗奈々子さん
右:在学時の担任