2024.06.17

中学 高校 クラブ

広島修道大学の外国人留学生を対象に茶道体験を実施しました

6/12(水)の放課後、広島修道大学で学んでいる外国人留学生が本校を訪れ、茶道体験を実施しました。この体験プログラムは本校と広島修道大学における中高大連携の国際交流・異文化体験プログラムの一つであり、留学生たちは日本文化の体験を、本校の生徒たちは外国の方との交流やコミュニケーション力の向上を目的として実施しています。

今回は20名以上の留学生の方が参加し、茶道部の呈茶を楽しみました。今回、お茶菓子として、広島特産の瀬戸内レモンを使用したレモンゼリーが添えられ、だんだんと暑くなってきた季節に涼しさを感じるおもてなしを受けました。留学生は茶道部の生徒と一緒に数名ずつのグループに分かれ、茶道の作法だけでなく、茶器や掛け軸といった、茶道を支える道具や装飾の説明や、お茶の歴史について、茶道部の生徒たちが英語やジェスチャーを使いながら、一生懸命に伝えていました。 呈茶を楽しんだあとは、留学生たちが実際に茶道部の生徒に手ほどきを受けながら、お茶をたてる体験をしました。慣れない手つきのなかに、新たな発見や喜びを感じた表情を浮かべながら、留学生たちは異文化に触れ、その体験を楽しむことができたように感じます。

日本の伝統文化である茶道は、私たち日本人でさえも普段の生活の中でなかなか体験できることではありません。本校では、部活動のほかにも、探究の授業に「茶道」を科目として履修し、茶道の作法を学ぶだけでなく、本校の建学の精神である「報恩感謝・実践」の心を身につけるための学びを深めています。このように、教科の学びを越えた体験・経験による学びが、生徒たちの心の成長へとつながり、これらの経験が生徒たちをグローカル・イノベーション・リーダーとして成長するための導きとなっています。これからも本校では、探究学習や様々な国際交流・異文化理解体験を行う中で、生徒たちの生きる力を育んでいきます。