2023.12.20

中学 高校

非認知能力という力の育成と評価についての教員研修会を行いました

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「課題解決する力」「協創する力」「社会参画する力」「自己実現する力」という4つの力を育てるためには、質の高い学校教育を実現することが求められます。この実現に向けて、教員一人ひとりの能力と意欲の向上を図り学校の教育力を高める人材を育成するための取り組みの一つとして、定期的に教員研修を実施しています。

非認知能力という力の育成と評価について

▲写真右:講師 中山芳一氏(岡山大学教育推進機構 准教授)

本日の全体研修では岡山大学教育推進機構 准教授 中山芳一先生に来校いただき、ご講演をいただきました。
中山先生におかれましては、ちょうど1年前に「非認知能力について」と題して本校にて講演をいただいていました。「非認知能力」とは「認知能力」の逆、要するにテストの結果の素点のように目で見えるものの逆の能力を指します。もちろん知識や技能もとても大切な観点ですが、それと同様に知識以外の能力も大切です。具体的になぜ必要なのか、それをどう評価するのか、という内容を今回の講演でお話いただきました。認知能力の向上には非認知能力の育成が必要であり、その都度の振り返り(評価)を連動させて行うことを教わりました。 その際に使う、「ログシート」と「アセスメントシート」などの評価シートの例もいただき、すぐに授業で実践できそうです。さらには定量的評価のためにAIによる客観的評価も提案いただきました。

講演のお話の内容は当然ですが、とても聞き入りやすい話法で90分があっという間に過ぎました。 今後も本校教員の能力アップのために中山先生には是非ご講演いただきたいと考えています。