2023.11.24

中学 高校

2023年度公開研究授業「4つの力×ルーブリック」を実施しました

~4つの力×ルーブリック~
本校では、年に1回、本校教員の授業を外部の方々に公開し、本校教員の授業力、資質、能力の向上及び本校の教育内容を外部の多くの方に知っていただくことを目的に公開研究授業を実施しています。

本校では「グローカル・イノベーション・リーダー」(地球的な視野で考えて、地域社会と協創する人材)の育成を教育目標とし、その達成のために「4つの力(課題解決する力・協創する力・社会参画する力・自己実現する力)」の獲得と実践を目指しています。そこで、日々の教育活動の中でこの4つの力を意識できるように本校独自のルーブリックである「協創ルーブリック」を作成しました。「協創ルーブリック」は、本校の日々の教育活動における4つの力に対するさまざまな到達度を測るものです。このルーブリックを通じて、生徒一人ひとりが自らの成長度をふりかえることができます。成長を見える化することは、次なる挑戦・取り組みへのステップとなり、4つの力を育むことにつながっていきます。そして、この「協創ルーブリック」とともに各教科において身につけてほしい力として整理した教科ルーブリックを作成しました。これらのルーブリックを活用したパフォーマンス評価に基づく授業実践を研究主題として、日々の授業改善に積極的に取り組んでいるところです。

本研修のテーマは上記の「ルーブリックを活用したパフォーマンス評価に基づく授業実践」です。 このテーマを達成する教科は、国語科、社会科、数学科、理科、外国語科、探究科の6教科です。 それぞれの教科から1名ずつ授業者をだしてもらい、計6名の教員でそれぞれの授業を実践しました。 5月から毎週1回6人で集まり試行錯誤、最新の授業実践の研究、意見交換をしながら指導案を作成し、今回の公開研究授業をむかえました。
公開研究授業直前には修道大学や広島大学の先生方よりご指導をいただき修正と訂正を加えて完成させていきました。

授業の結果は直後に行われた分科会にて意見を出し合い、改めて指導助言の大学の先生よりご指導いただき、明日からの授業へつながる時間としました。
全体会では、県立広島大学教授門戸千幸先生からご講評をいただいた後、広島大学名誉教授片上宗二先生よりご講演をいただきました。
ご講演では、片上先生の広島大学時代の研究のご経験であったり、広大附属小学校校長時代のご経験をもとに「問題構築学習」についてお話をいただきました。
デューイの問題解決学習をさらにジャンプアップした「問題構築学習」は本校の授業展開ですぐに実践できるものでした。

本日の公開研究授業の結果と「問題構築学習」は確実に授業内で落とし込み、生徒達のさらなる高次の学びへ結びつけていきます。

国語/古典に学ぶ 故事成語‐矛盾

[学年/コース]中学1年
[授業担当者]吉益侑我
[指導・助言者]谷口 直隆 准教授(広島修道大学 人文学部)

振り返り会

社会科/データの収集・分析(地域調査の手法)

[学年/コース]中学1年
[授業担当者]伊藤 真
[指導・助言者]永田 成文 教授(広島修道大学 人文学部)

振り返り会

数学科 数学1/「図形と計量」

[学年/コース]高校1年/一貫Aコース
[授業担当者]勝田 隆正
[指導・助言者]井上 昭彦 教授(広島大学)
 

振り返り会

理科/免疫

[学年/コース]高校1年/進学コース
[授業担当者]石田 真一
[指導・助言者]池田 幸夫 先生( 元 広島修道大学 人文学部 教授)

振り返り会

外国語/仮定法(仮定法過去)

[学年/コース]中学3年/習熟度(標準)
[授業担当者]木坂 啓亮
[指導・助言者]戸出 朋子 教授(広島修道大学 人文学部)

振り返り会

探究科/よりよい食堂を提案するために

[学年/コース]高校1年/進学コース
[授業担当者]片江 公美
[指導・助言者]木原 一郎 准教授(広島修道大学 国際コミュニティ学部)

振り返り会

全体会

各振り返り会の成果発表

全体講評:県立広島大学 門戸千幸教授

特別講演:広島大学名誉教授 片上宗二先生