2023.07.03

中学 高校 クラブ

第1回協創フォーラム 佐々岡真司 氏による講演会「夢をかなえるための方法」を開催しました

ゲスト:佐々岡真司 氏

司会:石田充 氏(RCCアナウンサー)

7月1日(土)、前広島カープ監督の佐々岡真司氏とRCC・石田充アナウンサーをお招きし、今年度第1回目の「協創フォーラム」が行われました。この日は早朝から広島市内に大雨警報が発令され、JR山陽本線などが運休となりました。そのため、参加される方が限られてしまったのはとても残念でした。

このたびの「協創フォーラム」は講演会のスタイルではなく、石田アナウンサーの司会進行で佐々岡氏がお話をされる“トークショー”となりました。「夢をかなえるための方法」というテーマで佐々岡氏の生い立ちから現在に至るまでの道のりをお話しいただきました。佐々岡氏は島根県浜田市で母一人子一人という環境で育ったそうで、母にできるだけ迷惑をかけまいと、高校(浜田商業)もアマ野球(NTT中国・広島)もプロ(広島東洋カープ)も母から近いところを選択したというところに、誰よりも母を一番に想い、大切にしたいというお気持ちと佐々岡氏のお人柄が終始伝わってきました。

小学校から野球を始め、4年生のときに初めてユニフォームを着た時に感動したというお話。甲子園を目指した高校時代、3年生のときに複数のプロ球団からのスカウトがあったものの、当時甲子園で活躍していた清原、桑田らを見て実力の乏しさを痛感して社会人野球を経てプロを目指そうと決めたお話。その社会人野球において、仕事と練習の両立もさることながら、グラウンド外での厳しさに耐えかねたというお話。カープに入団し、新人賞を得られず(野茂選手が受賞)、翌年タイトルにこだわって努力を積み重ね、ついに「沢村賞」を獲得したこと、セ・リーグを制覇したこと、不振にあえいだ時、奥様の“内助の功”に支えられたことなどのお話。そして、背番号(18)通り、18年間カープ一筋を全うしたことのお話。そうした数々のエピソードを通じて、佐々岡氏は「練習は決して嘘をつかない。諦めない気持ちを持ち続けること。失敗は必ず自分の強みなる」などの言葉を繋ぎ、夢をかなえてきたことをお話しくださいました。また、一番前で聴いていた野球部の生徒の質問に「自分には仲間がいること、仲間が助けてくれることを信じて欲しい。そのためには、周囲から仲間から好かれるような人になろう」と貴重な言葉をいただきました。

石田アナウンサーからもアナウンサーという夢を目指したお話を披露していただきました。晴れてRCCのアナウンサーとなっての初仕事が佐々岡氏の引退試合だったというお話は、何か運命的なご縁を感じました。
「いくつになっても夢を持ち続けることは大切」ということを学んだこのたびの「協創フォーラム」でした。
佐々岡真司氏、石田充アナウンサーに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。