2023.06.05

中学 高校

2023年度 第1回教職員研修会を行いました

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「課題解決する力」「協創する力」「社会参画する力」「自己実現する力」という4つの力を育てるためには、質の高い学校教育を実現することが求められます。この実現に向けて、教員一人ひとりの能力と意欲の向上を図り学校の教育力を高める人材を育成するための取り組みの一つとして、定期的に教員研修を実施しています。

パフォーマンス評価をより客観的に生徒に提供する

今回は、コアネット教育総合研究所より松原和之氏にルーブリックについてのご講演及びグループワークを実施しました。
新学習指導要領の改訂を受けて、中学校では令和3年度より全面改訂、高等学校では年次改訂を進行中(現高校2年生まで)です。だいたい10年に1回改訂される学習指導要領は、毎回、学校教育の大きな変動を惹起させます。今回の改定では、確実な知識・技能の習得とそれを実社会で扱える能力の育成とともに非認知能力の育成がポイントとなっています。換言すると、これまで評価しにくかった「思考・判断・表現」や「学びに向かう力・人間性等」を客観的かつ総合的・複合的に評価するパフォーマンス評価が重要視されています。パフォーマンス評価をより客観的に生徒に提供できる方法が今回の講演内容のルーブリックです。

本校のルーブリックへの着手は2021年度より始めており、3年目に入る研修活動となります。2021年度・2022度の公開研究授業では「ルーブリックを使ったパフォーマンス評価」として実践しました。3年目に入る今回のルーブリック研修では、これまでのルーブリックの反省とさらなるブラッシュアップのためのグループワークを行いました。3年目に入る研修ですので、昨年度以上に多くの意見が出て、有意義な話合いの時間となりました。ルーブリック研修は、今年度、さらに9月・11月・1月の実施を企図しています。