2022.10.22

中学 高校

授業観察およびふりかえりの実施

英語

本校では、教員の授業力を高めるために、教員一人ひとりが自分の授業のどの部分を改善すればよいのかを把握しその課題を解決する具体的な目標を設定できることを目指しています。そのための一つとして、県立広島大学の門戸千幸教授を招き、定期的な授業観察およびふりかえりを実施しています。この授業観察およびふりかえりを通して、それぞれの目指す授業に対しての指導・助言や評価を受けて、教員一人ひとりの授業改善への意欲を高め学校全体の授業力向上につなげていきます。

本日は、本年度の公開研究授業で授業を実施予定の教員を対象に、探究・英語・理科の授業観察およびふりかえりを実施しました。

探究

探究の授業では、商圏からみた店舗の立地をテーマに、日常生活に深く関与する店舗立地について「自己の常識(消費者目線)」から考察し比較分類等の分析を行うことを通して社会の課題について発見するとともに販売者・生産者といった他の視点があることに気付かせる活動を展開しました。ジャムボードを活用し、自分自身あるいは家族が日常生活で利用する店舗の種類、目的、頻度等をグループで共有しました。先生との良好な信頼関係のもとで生徒が高い集中力を維持して活動に取り組んでいました。

英語

英語の授業では、相手に伝えることを意識したプレゼンテーションを展開することとプレゼンテーションの内容を理解し質疑応答や相互評価をすることができることをねらいに活動が展開されました。生徒のモチベーションが高く、プレゼンテーションにおいても生徒同士がお互いを思いやる様子がよく見られました。先生の明るい人柄と流暢な英語による進行もとても印象的でした。

理科

写真右手前:県立広島大学 門戸千幸教授

理科の授業では、イオン交換樹脂の問題について問題文から現象を理解し立式を行うことができることを目標に授業が展開されました。たいへん落ち着いた授業の中で熱心に先生の話を聞いて問題演習に取り組む生徒の姿が見られました。

ふりかえりにおいては、授業の設計図となる学習指導案の書き方、生徒がより主体的に学習に取り組むために復習部分を実際に説明させるという仕掛けの大切さについてご助言をいただきました。また、グループ活動においてグループとして取り組む意義として個々の動機づけを高めたり役割を決めるなどの工夫の必要性など多くのアドバイスをいただきました。

授業力向上のためには、このように教員が互いに授業を見合い、授業についてふりかえっていくことが大切となります。授業改善や授業力向上にあたり、学校の実態を踏まえながら、このような機会を積極的に活用することで、教員一人ひとりが授業力向上への意識を高め、修大協創全体の授業力をアップしていくことを目指します。