2022.10.12

中学

中学3年研修旅行 ”課題発見の旅、徳島県”1日目

2022年10月12日(水)~10月15日(土)

1日目(10月12日)

10月11日(火)出発前日

いよいよ楽しみにしていた3年生の徳島研修旅行の前日になりました。終礼では、旅行バッグに付ける「ネームタグ」が配られました。3年生は、国語の時間に『奥の細道』の冒頭部分を読みました。芭蕉も旅立つ前の心浮き立つ心境を「そぞろ神の物につきて心を狂はせ、道祖神の招きにあひて、取るもの手につかず。」と著しています。今日はしっかり休んで準備万端で出発しましょう。

▼7:45 研修旅行スタート「出発ーいってらっしゃい」

中学3年生は研修旅行先である徳島県上勝町に向けて元気に出発しました。研修旅行の目的である「新しい価値の創造できる協創人の育成」「コミュニケーションの育成」を目指し、充実した行程が用意されています。本日の活動としては、地域貢献のため印刷会社をワークススペースとして提供している「アドリブ」の社長さんの講演を聴きます。次に「藍染の体験」を行います。生徒たちは、協創中・高校の教育目標である「Glocal Innovation Leaderの育成 」を肌で感じ、「藍染の体験」を通じて日本の文化に触れることで新たな発見につながるでしょう。3泊4日の研修旅行が、全員元気で多くのことを体験し成長してくれることを期待しています。

▼11:45 「PLAY & WORKS ADLIV(アドリブ)」

研修1日目、最初に訪問したのは徳島県美馬町の「PLAY & WORKS ADLIV(アドリブ)」です。印刷会社をリノベーションして地域貢献のためのワークスペースやコワーキングステーション、ドミトリーを併設している複合施設です。本日は社長の中川さんにご講演をいただきました。ステイケーションが注目されている昨今、「一度は泊まりたい 超ユニークHOTEL」として紹介されるほど有名な施設で、特に外国からのお客さまに人気とのことでした。生徒は外観とは趣の異なる電飾が飾られた屋内や豊かな発想が次々を飛び出しそうな空間に度肝を抜かれていました。地域創生に向けたまちづくりに長年携わってこられた中川さんからのお話を参考にしようと、生徒は一生懸命メモを取っていました。課題発見の旅、第1弾は”にし阿波”のクリエイター中川さんとの出会いでした。

▼13:00 西阿波体験ツアー 藍染

研修1日目の午後のプログラムは学級別に分かれて、藍染とBronmtonツアーです。
うだつは吉野川の舟運を利用した藍の集散地として栄えた商家が残る見応えのある街です。
日本の伝統技法を今も伝える藍染めの”藍”は、東京オリンピックのエンブレムにも使われており、長年私たちに親しまれています。洗うほどに美しくなる藍染は、研修旅行の思い出の品として一生使える宝物になるでしょう。
おそらく全員が初めての藍染体験・・。模様の付け方を教えてもらったら、早速自分のセンスに任せたオリジナルデザインを模索中です。染め上がった後で生地を開いて唯一無二のオリジナルハンカチが出来上がるようです。それにしても、みんな可愛い藍染に仕上がっていますね。

▼15:00 西阿波体験 Bromptonツアー

Bronmptonとはイギリス発祥の機能性に優れた折り畳み自転車のことです。環境配慮型ののんびりとしたツアーの相棒として最近人気が出てきたようです。うだつの街並みや吉野川の土手、潜水橋をポタリングしながら、現地の自然を間近に感じています。また、うだつにはサトウキビ畑が広がっており、和三盆の名産地でもあります。途中、和菓子屋さんでお菓子を購入して再出発します。疲れた体に干菓子でエネルギをチャージして、さあ出発です。

▼19:30 月ケ谷温泉 月の宿”夕食” 

月ケ谷温泉 月の宿にお世話になります。この度の研修ではこちらに2連泊して、ここを拠点に明日明後日の上勝町での研修に備えます。
昼間に充実した研修をしてきましたが、旅の醍醐味の一つはやはり”食”・・・、テーブルの上に並ぶ食材の中に華を添えているのが、”彩、葉っぱビジネス”で事前学習してきた”つまもの”です。お土産に”つまもの(紅葉)”を持ち帰る生徒もいるかもしれませんね。コロナ禍で制限はあるものの、やはり楽しそう、満足そうな生徒の笑顔です。