2022.06.15

中学 高校

2022年度 第3回教職員研修会を行いました

本校の教育目標であるグローカル・イノベーション・リーダーの育成に向けた「探究型学力」「協創する力」「社会参画する力」「自己実現する力」という4つの力を育てるためには、質の高い学校教育を実現することが求められます。そのための取り組みの一つとして本校では定期的な教員研修会を実施しています。 今回の研修会では、昨年度に引き続きましてコアネット教育総合研究所の松原和之所長を講師として「ルーブリックの実践に向けて」をテーマに、講義・ワークショップ形式にて、パフォーマンス課題を深化させることを目標に取り組みました。
昨年度において、本校では学校ルーブリックと教科ルーブリックを作成しました。学校ルーブリック(協創ルーブリック)では、教育目標である4つの力を日々の教育活動の中で意識できるように、4つの力に対するさまざまな到達度を示す基準を作成しました。そして、それを各教科としての本質的・汎用的な資質・能力として捉えた基準である教科ルーブリックを作成しました。その教科ルーブリックをもとに、各教科において各授業の中にその資質・能力を発揮する場⾯を設定し、その資質・能力を評価するパフォーマンス課題を実施し、事後に評価を行います。

研修会の前半では、評価を生徒の学びに活かすためにはどのようにすればよいかを確認しました。「指導と評価の一体化」「形成的評価」「自己己評価と相互評価」「ルーブリック」をキーワードに教員同士で意見を交わしました。評価は成績を付けるためだけに行うのではなく、子どもたち一人ひとりの学びをAssessmentとして形成的評価を活用して支援することが大切です。子どもたちがルーブリックを活用した自己評価や相互評価を通じて自分自身で学びを振り返ることの重要性を改めて確認できました。
研修会の後半では、授業にパフォーマンス課題を取り入れるにはどのようにすればよいかを教員同士で話し合いました。教科ルーブリックをもとに各授業の中でその資質・能力を発揮する場面を設定しその資質・能力を評価するパフォーマンス課題を実施し事後に評価を行うためのワークシートを作成しました。そして、別教科の教員と相互チェックしながらお互いのワークシートをブラッシュアップしました。

2学期以降にはこのワークシートをもとにしたパフォーマンス課題を設定した授業を⾏い、教員同士で授業観察を実施する予定です。修大協創の教員は今後も学び進化し続けていきます。