2022.05.27

中学 高校

授業観察およびふりかえりの実施

本校では、教員の授業力を高めるために、教員一人ひとりが自分の授業のどの部分を改善すればよいのかを把握しその課題を解決する具体的な目標を設定できることを目指しています。そのための一つとして、県立広島大学の門戸千幸教授を招き、定期的な授業観察およびふりかえりを実施しています。この授業観察およびふりかえりを通して、それぞれの目指す授業に対しての指導・助言や評価を受けて、教員一人ひとりの授業改善への意欲を高め学校全体の授業力向上につなげていきます。

本日は、新任の教員を対象に、国語・数学・理科・家庭科の授業観察およびふりかえりを実施しました。

国語

写真中央後方:県立広島大学 門戸千幸教授

国語の授業では、生徒それぞれが創作した短歌をグループ内で交流しよりよい表現を検討しました。聞きとりやすい声でわかりやすく授業が展開されていました。また、様々な場面で生徒をほめる姿が見られました。

数学

数学の授業では、グループで図を共有し数の分類を確認し小数を分数に変形する計算技能を身につけることを目指しました。丁寧でわかりやすい板書をもとに、落ち着いた口調で説明する先生の姿が印象的でした。

理科

理科では、化学反応の気体の分圧と全圧を求めることをねらいとし、先生の熱量がこもったわかりやすい授業が展開されていました。

家庭科

家庭科では、衣服の状態にあった手入れの必要性を理解し取り扱い表示を参考に衣服の素材に合った洗剤で正しく洗濯できるようになることをねらいに授業が行われました。きめ細かなワークシートをもとに、具体例を示しながら丁寧な解説がされていました。生徒からの積極的な発言も多く見られました。

振り返り

また、ふりかえりにおいては、「学習集団づくりの大切さ」、「学習指導要領を深く読みこむことの重要性」、「生徒をしっかりと見たうえでのほめ方の工夫や声かけの方法」など多くのアドバイスをいただきました。

授業力向上のためには、このように教員が互いに授業を見合い、授業についてふりかえっていくことが大切となります。授業改善や授業力向上にあたり、学校の実態を踏まえながら、このような機会を積極的に活用することで、教員一人ひとりが授業力向上への意識を高め、修大協創全体の授業力をアップしていくことを目指します。