2021.02.01

学修 担当:折田

身近に感じる課題はありますか?

6時間目の授業で行った講演会での質問です。zoomによる講演会ですが、生徒たちはそれぞれの考えを自前のiPadで投稿します。 講師は映画監督で講演活動もされている古新舜(こにい しゅん)さんです。SDGsを主題に17の目標のうちの「すべての人に健康と福祉を」「人や国の不平等をなくそう」について ご自身が手掛けられた映画をもとに話をしてくださいました。映画の主人公は、幼少時に事故で脊椎を損傷し、体の自由が奪われてしまい他者との交流もままならない日々を長年過ごしていた。その彼が介護ロボット「Orihime」と出会い、ロボットを介して他者との関わりが増え「生きることは、人とつながること。心が自由ならば、どこへでも行き、なんでもできる」と講演活動なども行うようになったというお話です。多くの人の関わりによって、私たちは当たり前と感じる日常を過ごすことができる。みんなどこか欠けていて(=課題をもっていて)、欠けているから協力できる。
Well-Being〔身体的・精神的・社会的に良好な状態にあること〕がSDGsのキーワード。「どうして□□なのだろう。○○があれば、△△ができるのに・・・。」という探究スピリッツは、これからの社会に必要不可欠なものと改めて実感する45分でした。

アイスブレイク 4つの質問にiPadを使って返答

集まった生徒の言葉

高2の各教室にてZoomによる講演

先生方も講演を協創ルームで聴講

講師:古新 舜(こにい しゅん)氏 プロフィール
コスモボックス株式会社 代表取締役 映画監督・ストーリーエ デュケーター
デジタルハリウッド大学 非常勤講師
(一社)ラーニングシティとしま 代表理事
北陸先端科学技術大学院大学博士後期課程 先端科学技術研究科 伊藤泰信研究室在籍
映画「ノー・ヴォイス」映画「あまのがわ」監督・脚本