2019.10.04

学修 担当:平岡

秋のお茶会

本日、3年生の茶道の授業で、秋のお茶会を行いました。
お茶会ではクラスが亭主と客人に分かれ、亭主が客人をもてなします。亭主のグループは懸命におもてなしをし、客人もそれに丁寧に応えていて、とても和やかな雰囲気でした。
床の間の掛け軸には“時々勤払拭(じじにつとめてふっしきせよ)”と書かれています。中国禅宗の言葉で、「日頃から塵や埃を払ったり拭いたりして、身の回りを清めましょう。そして、清らかな心でいるために常に心も磨きましょう。」という意味が込められていると生徒が教えてくれました。礼儀作法だけではなく、このような心に響く言葉を知ることができる所も茶道の良いところです。
掛け軸と一緒に、床の間には糸ススキ、ききょう、はぎが飾られ、お茶菓子にはススキの焼き印とお月様で秋の夜空を表した上用饅頭。日中まだまだ外は暑いのですが、お茶室には涼やかな秋の空気が流れていました。