2023.04.13

学修 担当:片江

高1探究の授業スタート

本日の1~4限に、高校1年生全員で探究オリエンテーションを実施しました。
一貫コースのリーダー生10名が中心となり、プログラムを企画・運営しました。 リーダー生は事前に立候補してくれており、本番まで何度もミーティングを繰り返して準備してきました。
今年度初めての取り組みで、リーダー生も「うまくいくかなぁ」と心配しながら緊張していましたが、グループの席の間を縦横無尽に走り回って新入生を助けていました。お互いをうまくサポートし合い、全プログラムを無事に終えることができました。
探究オリエンテーションでは、ひろしま協創高校で身につけるべき4つの力と探究の授業の関わりについて説明を受けながら、実際に「探究」の活動を体験をしました。チームビルディングによる協創する力、課題解決力の向上、そして自己実現する力の育成を目的にしたものです。
第一体育館で実施したオリエンテーションは、クラスごとに机やイスの設営から始まりました。リーダー生の説明を聞き、各クラス、コミュニケーションをとりながら、予定より早く体育館内に机やイスを運び込むことができました。
最初のアクティビティは、クラス合同チームでバースデーラインに挑戦し、5・6・7組合同のチームが優勝しました。チーム対抗の後は学年全体でバースデーラインを作り、クラス関係なく協力し合って制限時間内にバースデーラインを成功させることができ、会場からは拍手が起こりました。
机といすの設営やバースデーラインでは、誰とでもコミュニケーションをとって目的を達成する「協創する力」を意識した活動となりました。
2つ目のアクティビティは、ペーパータワーです。作戦会議、タワー作り、振り返りを通して、グループで「課題解決する力」を発揮することを目的にしたプログラムです。
クラス混合でグループごとに分かれ、A4サイズの紙30枚でペーパータワーを作りました。制限時間は3分です。クラスが違う生徒同士が同じグループでしたが、どのグループも「より高いタワーを作るにはどうするべきか」をしっかりと話し合い、声を掛け合いながらタワーを作っていました。リーダー生の工夫により、2回戦目は「制限時間を短くする」という条件付きの活動となり、挑戦する生徒たちの作戦会議にも力が入りました。1メートルを超えるタワーがいくつもでき、会場は大いに盛り上がりました。
3つ目は、マンダラートに挑戦しました。マンダラートは目標から具体的に何をするべきか、マス目にアイディアを書きだし整理する思考ツールです。自己分析や自己実現に向かう力を身につける目的で実施しました。リーダー生が事前に考えていたマンダラートの例を参考に、1年生全員が黙々とマンダラートに自分の目標を書き出していきました。手が止まってしまう生徒に対しては、リーダー生がアドバイスをして目標が書き出せるように工夫をしていました。
今年度が初めての探究オリエンテーションでしたが、生徒はみんなとても活動的に動き、活発に意見が出て、とても良いプログラムとなりました。
各プログラムには目的があり、生徒が企画、運営した活動を学年全体で体験、達成する貴重な体験となりました。
この体験を通して、今後、様々な場面で活躍してくれる生徒がたくさん出ることを期待しています!

一貫コース探究リーダー