2022.02.07

高校

高大連携 広島修道大学の院生による研究授業を行いました

2月7日(月)高校1年生のクラスで広島修道大学 大学院 教育学専攻の院生による、研究授業が行われました。
内容は「倫理」でソクラテスの”無知の知”・”問答法”です。
ソクラテスと言えば、デルフォイの巫女より「ソクラテスより賢いものはいない」との神託を受け「なぜ神は何も知らない私を知者といわれるのか」を探求する過程で”無知の知”を知り、哲学的思考法としての”問答法”を確立した人物です。  今回の授業では、「SNS」で”大多数”の高評価を得たいか、という問いを起点に、プラトン対話篇『クリトン』を読み、ソクラテスの哲学を追体験しました。ソクラテスとクリトンの対話から”大多数の人間の「思惑」を気にするべきか”について「”大多数”の高評価を得たい(気にする)」という考え方へのアンチテーゼが示唆され、よくある一般的な考え方を揺らがせることで、生徒たちにソクラテスの哲学について実感させる内容でした。 大変、難しい内容でしたが生徒たちも「無知の知」について考えることができたようでした。

検討会