本日卒業式を行い、１０６名の生徒たちが巣立ちました。この学年は、１年次の二学期から真新しい校舎への引っ越し、高校２年生では高校生活一大イベントの修学旅行が、現地で台風の襲来に会い、プログラムの大幅変更を余儀なくされ、３年次は新型コロナウイルスという目に見えぬ敵に立ち向かいながら次のステップを上っていかねばならないなど、ある意味で誰もが味わうことのできない体験をした学年です。卒業式も一時はリモートでという声がささやかれていた中、保護者は１名のみという制限付きではありますが、皆が集っての式が挙行できたことは本当によかったと思います。感染拡大が終息しつつあるとは言えまだまだ予断を許さない中、穏やかな春の日差しに包まれて意気揚々と学校を巣立つ後ろ姿を、静かなエールで見送りました。