本日、弁論大会を開催しました。
この弁論大会は昭和２３ 年「新時代にふさわしく、誰もが多くの人の前で自己の主張を発表するだけの力を養うことが肝要である」という理念のもと、市内女子高では初の取り組みとして開催されました。それから７０年以上、鈴峯の時代から引き継がれている伝統行事です。伝統行事ではありますが、社会で起きている問題について考え、自分の体験や思いを適切に表現し、他者に伝えることは、現在求められているグローバル教育や言語教育、プレゼンテーション能力の育成につながります。
「身近なところから社会全体の問題点や課題を見つけ、解決に向けて自分は、社会はどうすべきかを考える」というテーマで一人一人が原稿を書き、各クラスの中から選ばれた代表弁士が学年全員に向けて、主張を述べました。
今年は、感染症対策として校内弁論大会史上初のリモートによる開催でした。スクリーン越しの大会となりましたが、教室ではどのクラスも熱心に弁士の語りに耳を傾けていて、弁士の熱いメッセージを教室で聞いている生徒にもしっかりと届けることができたのではないかと思います。
また、発表に臨む弁士だけでなく、実行委員の生徒も準備や当日の運営など、行事の成功に向けてよく頑張ってくれました。リモート開催という初の試みでしたが、代表弁士、実行委員、クラスメイトを応援する生徒たちが一体となって良い弁論大会となりました。
これからも伝統を受け継ぎながら、教員と生徒が力を合わせて新しい取り組みにもどんどん挑戦していきたいと思います！
高校２年生　最優秀賞　高橋　優「安らぎと尊厳」
　　　　　　優秀賞　　山本　季奈「他人事では済まされない現状」
　　　　　　優秀賞　　土田　楓子「小さな一歩」
高校１年生　最優秀賞　山本　理央「高校生」
　　　　　　優秀賞　　白川　佳実「素直な気持ち」
　　　　　　優秀賞　　新川　晃梨「私の反論」